2022年10月12日

高校物理「波動」「ドップラー効果」風があるときA

高校物理「波動」「ドップラー効果」風があるときA

◆問題

マイクA,BとスピーカーCが一直線上に並び、Cは400Hzの音を出しながら、右向きに20m/sで動いている。右向きに10m/sの風が吹いているとして、次の問いに答えよ。ただし、風がないときの音速を340m/sとし、マイクA,Bが観測する音の振動数は整数値とする。

(1) マイクAが観測する音の振動数を求めよ。

(2) マイクBが観測する音の振動数を求めよ。


参考図

    →
 A  C  B
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◆解説

ドップラー効果の公式は以下のようになります。
観測者が聞く音の振動数をf',音源の振動数をf,音速をV,音源の速度をvs,観測者の速度をvoとすると、

f'={(V−vo)/(V−vs)}f


(2)では、マイクBの観測する音の振動数を求めます。

マイクBはスピーカーCの右側にあるので、音の進む方向と風の進む方向が同じです。
ということは、音速はV=340+10=350m/sですね。

f=400,CはBに近づいているのでvs=20,そしてvo=0を代入すると、

f'={(350−0)/(350−20)}×400
 =(350/330)×400
 =14000/33
 =424.2…

小数第1位を四捨五入して、424Hz


この問題の最初に戻る→(1) マイクAが観測する音の振動数


ドップラー効果風があるときのドップラー効果
波動まとめ


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posted by えま at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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