2022年11月21日

高校化学「高分子化合物」アラニンの反応B

高校化学「高分子化合物」アラニンの反応B

■問題

アラニンに関して、以下の問いに答えよ。

(1) アラニンとメタノールの反応によって生成する物質の構造式を答えよ。

(2) アラニンと無水酢酸の反応によって生成する物質の構造式を答えよ。

(3) グリシン1分子とアラニン1分子からできるジペプチドの構造式を答えよ。


この記事では(3)を解説します。


大学受験を見据えた日々の学習におすすめの問題集です。

化学の良問問題集[化学基礎・化学]


■解答

グリシンは最も単純なアミノ酸で、Rの部分がHです。
構造式は以下のようになります。

   H
   |
H2N−C−COOH
   |
   H

(2)まででやってきたように、アラニンもアミノ酸です。
だから、どちらも−NH2と−COOHを持っているので、これらによるジペプチドは2通りできる。と考えられます。

ちなみに、ジペプチドとは2つのアミノ酸がペプチド結合で結びついたものです。

    H       H
    |       |
CH3−C−CO−NH−C−COOH
    |       |
    NH2     H

    H       H
    |       |
CH3−C−NH−CO−C−NH2
    |       |
    COOH    H

このように、アラニンの−COOHとグリシンの−NH2からペプチド結合ができる場合と、
アラニンの−NH2とグリシンの−COOHからペプチド結合ができる場合があります。


この問題の最初に戻る→アラニンとメタノールの反応


◆関連項目
アミノ酸アラニン
高分子化合物


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posted by えま at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校化学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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