高校物理「波動」「光波」ニュートンリングC
◆問題
水平な平面ガラスの上に、曲率半径Rの平凸レンズを凸面を下にして置く。上から波長λの単色光をあてると、明暗の環が観測された。平凸レンズの球面の中心をO,平凸レンズと平面ガラスとの接点をC,Cからrだけ離れた点をB,Bの真上の平凸レンズの球面上の点をAとして、次の問いに答えよ。
(1) AB間の距離がdであったとする。dをR,rで表せ。ただし、R≫dとする。
(2) 反射光が強め合う条件式をr,R,λ,mを使って表せ。ただし、m=0,1,2,…とする。
(3) 平凸レンズの中心の真上から見ると、レンズの中心は明るく見えるか、暗く見えるか。
(4) R=100m,λ=5.0×10-7のとき、中心から5番目の明環の半径を求めよ。
この記事では(4)を解説します。
(ご自分で図を描きながら読むことをおすすめします)
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◆解説
条件式はすでに求めているので、あとは代入して計算です。
明環は「強め合う」ときなので、(2)で求めたように条件式は、
r2/R=(m+1/2)λ
です。
これにR=100,λ=5.0×10-7と、m=4を代入します。
m=0,1,2,…で、ゼロが最初なので、5番目はm=4です。
r2/100=(4+1/2)×5.0×10-7
r2=(9/2)×5.0×10-5 ←両辺に100をかけた
r2=22.5×10-5
r2=2.25×10-4 ←小数点以上を1けたにした
r=1.5×10-2[m]
この問題の最初に戻る→(1) AB間の距離がdであったとする。dをR,rで表せ。ただし、R≫dとする。
◆関連項目
三平方の定理(中学数学)
光学距離
波動まとめ
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2022年12月03日
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