2022年12月28日

高校物理「波動」「光波」回折格子の筋の数

高校物理「波動」「光波」回折格子の筋の数

◆問題

波長5.0×10-7mの単色光を、回折格子に垂直に入射させたところ、入射方向と30°の角をなす方向に、4次の明線が見られた。この回折格子には、1.0cmあたり何本の筋があるか求めよ。


解答解説はこのページ下


★★ お知らせ ★★

AE個別学習室(えまじゅく)水戸教室では、学校の授業の補習、定期テスト対策だけでなく、「大学入試共通テスト」の対策授業を行っています。
従来のセンター試験や試行テストの内容を踏まえて、理系文系全科目の指導が可能です。
マンツーマンの授業なので「ゼロからのスタートの人は中学の復習から」「基本ができている人は応用問題の解き方中心に」など、ひとりひとりの状況に合わせて授業を行います。
適切な時期に適切な対策をすれば、どんな目標でも達成可能です。志望校を諦める前に、まずは一度ご相談ください。


◆解説

回折格子の明線の条件式は、「dsinθ=mλ」です。
dは格子定数、θは入射方向とのなす角、λは入射光の波長です。
この式でm番目の明線が見える条件を求めることができます。

この問題では、λ=5.0×10-7,θ=30°,m=4ですね。

d=mλ/sinθ
 =4・5.0×10-7/sin30°
 =20×10-7/(1/2)
 =40×10-7
 =4.0×10-6[m]

つまり、筋と筋の間隔は、4.0×10-6mであることがわかりました。
「1.0cmあたり何本の筋があるか?」を聞いているので、cmに直すと、

4.0×10-4[cm]

です。
筋の間隔がコレなので、1.0cm何本かを求めるには、割り算をして、

1/(4.0×10-4=0.25×104=2.5×103


◆関連項目
ヤングの実験の問題
強め合う条件・弱め合う条件
波動まとめ


江間淳の書籍はこちら
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
  最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!

プロ家庭教師の江間です。    AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/     http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
posted by えま at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
こんなヤツです
名前:江間淳
年齢:41
職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
ウェブサイトURL:http://www.a-ema.com/
メールアドレス:j@a-ema.com
一言:アプリ、メルマガ、電子書籍提供中です。アマゾンやGooglePlayで「江間淳」で検索!
江間淳の書籍一覧 → http://amzn.to/2m9LTvN