◆問題
座標平面上に点A(2,0),点B(−4,0),点C(0,3)がある。点Aを通り、△ABCの面積を2等分する直線の式を求めよ。
面積を二等分する直線の式は難しそうに見えますが、頂点を通る場合は簡単です。
基本的な方法の習得におすすめの問題集です。
◆解答・解説
三角形の面積はもちろん「底辺×高さ÷2」ですね。
点Aを通って△ABCの面積を二等分するには、二等分した三角形の底辺と高さが同じになればOKです。
点Aを頂点とすれば、底辺はBCで、高さはAからBCに下ろした垂線になります。
ということは、
Aを通る直線で△ABCを2つに分けるならば、高さは必ず同じになる!
のですね!
高さが同じだから、底辺が同じになれば、面積も同じです。
それならば底辺の真ん中、つまり、中点を通ればOK!というわけです。
中点は座標の平均だから、BCの中点の座標は、(−4/2,3/2)=(−2,3/2)です。
この点とAを通る直線が、「Aを通って△ABCの面積を二等分する直線」です。
2点の座標がわかったので、y=ax+bに代入して計算していきましょう!
点Aを代入すると、
0=2a+b
BCの中点を代入すると、
3/2=−2a+b
これらを連立方程式として解けば、a=−3/8,b=3/4だから、求める直線の式は、
y=(−3/8)x+3/4
ですね!
◆関連項目
頂点を通らない場合、平行四辺形の場合
1次関数まとめ
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ラベル:数学