高校化学(用語)「結合エネルギー」
★結合エネルギー(bond energy)
分子内の共有結合を切断して原子にするために必要なエネルギー。
結合エネルギーは通常1molあたりのエネルギーで表されて、結合エネルギーを利用して反応熱を求めることかできます。
逆に、反応熱を利用して結合エネルギーを求めることもできます。
例:結合エネルギーが与えられて、水素と塩素から塩化水素が生じるときの反応熱を求めるとき。
H−H,Cl−Cl,H−Clの結合エネルギーをそれぞれ、436kJ/mol,243kJ/mol,432kJ/molとして、
H2+Cl2=2HCl+QkJ
この式のQを求めます。
左辺にはH−H結合が1つ、Cl−Cl結合が1つあり、右辺にはH−Cl結合2つとQkJだから、
Q=432×2−436−243
=864−679
=185kJ
このようにして結合エネルギーから反応熱を求めることができます。
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短期攻略 大学入学共通テスト 化学
◆関連項目
反応熱
熱化学方程式・化学平衡まとめ
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2023年02月10日
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