2023年02月10日

高校化学(用語)「結合エネルギー」

高校化学(用語)「結合エネルギー」

★結合エネルギー(bond energy)

分子内の共有結合を切断して原子にするために必要なエネルギー。


結合エネルギーは通常1molあたりのエネルギーで表されて、結合エネルギーを利用して反応熱を求めることかできます。
逆に、反応熱を利用して結合エネルギーを求めることもできます。

例:結合エネルギーが与えられて、水素と塩素から塩化水素が生じるときの反応熱を求めるとき。

H−H,Cl−Cl,H−Clの結合エネルギーをそれぞれ、436kJ/mol,243kJ/mol,432kJ/molとして、

H2+Cl2=2HCl+QkJ

この式のQを求めます。
左辺にはH−H結合が1つ、Cl−Cl結合が1つあり、右辺にはH−Cl結合2つとQkJだから、

Q=432×2−436−243
 =864−679
 =185kJ

このようにして結合エネルギーから反応熱を求めることができます。


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◆関連項目
反応熱
熱化学方程式・化学平衡まとめ


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posted by えま at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校化学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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