2023年02月12日

高校数学「整数の性質」不定方程式の基本的な解き方

高校数学「整数の性質」不定方程式の基本的な解き方


不定方程式の基本的な解き方(一般解の求め方)は、

何らかの方法で特殊解を求める。
→元の方程式と特殊解の差を用いて一般解を求める。


という流れになります。

この「何らかの方法で特殊解を求める」手段の一つが「ユークリッドの互除法」ですね。

「5x−3y=1」のように係数が小さい場合は、

・適当な値を代入して探す。
・xまたはyについて解いて、整数解を探す。

という方法でも、問題なく特殊解を求めることができます。

この場合特殊解は例えば、x=2,y=3がありますね。
この解を代入すると、「5×2−3×3=1」となり、もとの式との差は、

   5x−3y =1
−)5×2−3×3=1
――――――――――――
5(x−2)−3(y−3)=0
     5(x−2)=3(y−3)

この等式が成り立つためには、x−2は3の倍数で、y−3は5の倍数である必要があります。
これを整数kを使って表すと、

x−2=3k,y−3=5k

だから、x=3k+2,y=5k+3


整数の性質・不定方程式まとめ


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ラベル:数学
posted by えま at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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