不定方程式の基本的な解き方(一般解の求め方)は、
何らかの方法で特殊解を求める。
→元の方程式と特殊解の差を用いて一般解を求める。
という流れになります。
この「何らかの方法で特殊解を求める」手段の一つが「ユークリッドの互除法」ですね。
「5x−3y=1」のように係数が小さい場合は、
・適当な値を代入して探す。
・xまたはyについて解いて、整数解を探す。
という方法でも、問題なく特殊解を求めることができます。
この場合特殊解は例えば、x=2,y=3がありますね。
この解を代入すると、「5×2−3×3=1」となり、もとの式との差は、
5x−3y =1
−)5×2−3×3=1
――――――――――――
5(x−2)−3(y−3)=0
5(x−2)=3(y−3)
この等式が成り立つためには、x−2は3の倍数で、y−3は5の倍数である必要があります。
これを整数kを使って表すと、
x−2=3k,y−3=5k
だから、x=3k+2,y=5k+3
整数の性質・不定方程式まとめ
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ラベル:数学