この記事では、「たすきがけを使った因数分解練習問題A」の(9)の解答を掲載します。
◆解答
これは少し応用問題ですが、たすきがけのやり方も参考にしてみてください。
(9) x2−xy−2y2+2x−7y−3
このように、x,yの様々な項が含まれる2次式の因数分解をするときは、まずは一つの文字について整理します。
(i)xについて整理する
x2−xy−2y2+2x−7y−3
=x2−xy+2x−2y2−7y−3
=x2(−y+2)x−2y2−7y−3
(ii)ax2+bx+cと見たときの、a,b,cの値を確認する
a=1,b=−y+2,c=−2y2−7y−3となります。
cがyの2次式なので、まずはこの2次式を「たすきがけ」します。
1 3 =−6
×
−2 −1 =−1
―――――――――――
−2 −3 −7
このようになるので、
=x2(−y+2)x+(y+3)(−2y−1)
と変形できます。
ここまでくれば、あとは初歩的なたすきがけと同じです。
@a,c,bの順に係数を書く
まず、少しスペースを取って、適当な長さの横線を書き、その下にax2+bx+cの係数をa,c,bの順に書きます。
――――――――――――――――――――
1 (y+3)(−2y−1) −y+2
a,cの因数をたすきに掛けて、合計bになれば完成!
線の上に並んだ4つの数のうち、左上と右下、左下と右上の組み合わせでかけ算をし、その結果をそれぞれbの数の上に書きます。
1 y+3 = y+3
×
1 −2y−1 = −2y−1
――――――――――――――――――――
1 (y+3)(−2y−1) −y+2
よって、
=(x+y+3)(x−2y−1)
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ラベル:数学