2023年03月06日

中学・高校数学「数と式」約数・倍数と約数の個数

中学・高校数学「数と式」約数・倍数と約数の個数

◆約数(divisor)

ある整数を割りきれる整数を約数という。

◆倍数(multiple)

ある整数を何倍かした整数を倍数という。


約数・倍数自体の基本は小学校で習っていますね。
このページでは、数が大きいときについて少し解説しておきます。

例えば、351の約数の個数を求めることを考えます。
数が大きいので、ひたすら割れる数を考えて・・・というのはちょっと大変ですね。
そんなときは、素因数分解をすると良いです。

 )351
 ――――
3)117
 ――――
3) 39
 ――――
   13

ということで、351=32×13です。

公式としては、「指数+1」を掛け合わせて、(2+1)×(1+1)=3×2=6個ですが、どうしてそうなるのでしょうか?

351を構成する素因数は3が2個と13が1個です。
ということは、

3は1個使うか、2個使うか、1個も使わない(0個使う)かの3通りの選び方がある。
13は1個使うか、使わない(0個使う)かの2通りの選び方がある。

これらの選び方の総数は、「3通りの事柄と2通りの事柄が同時に起こる場合の数」と考えられます。

だから、3×2=6通り。つまり、約数の個数は6個となります。


詳しくは後ほど別の記事を書こうと思いますが、式の約数についても、基本的に同じ考え方で解決できます。


高校数学数と式まとめ


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ラベル:数学
posted by えま at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 中学数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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