◆約数(divisor)
ある整数を割りきれる整数を約数という。
◆倍数(multiple)
ある整数を何倍かした整数を倍数という。
約数・倍数自体の基本は小学校で習っていますね。
このページでは、数が大きいときについて少し解説しておきます。
例えば、351の約数の個数を求めることを考えます。
数が大きいので、ひたすら割れる数を考えて・・・というのはちょっと大変ですね。
そんなときは、素因数分解をすると良いです。
)351
――――
3)117
――――
3) 39
――――
13
ということで、351=32×13です。
公式としては、「指数+1」を掛け合わせて、(2+1)×(1+1)=3×2=6個ですが、どうしてそうなるのでしょうか?
351を構成する素因数は3が2個と13が1個です。
ということは、
3は1個使うか、2個使うか、1個も使わない(0個使う)かの3通りの選び方がある。
13は1個使うか、使わない(0個使う)かの2通りの選び方がある。
これらの選び方の総数は、「3通りの事柄と2通りの事柄が同時に起こる場合の数」と考えられます。
だから、3×2=6通り。つまり、約数の個数は6個となります。
詳しくは後ほど別の記事を書こうと思いますが、式の約数についても、基本的に同じ考え方で解決できます。
高校数学数と式まとめ
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プロ家庭教師の江間です。 AE個別学習室(えまじゅく)
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ラベル:数学