2023年04月11日

高校数学「平面上の曲線」楕円と直線が異なる2点で交わるとき

高校数学「平面上の曲線」楕円と直線が異なる2点で交わるとき

◆問題

楕円x2/4+y2/3=1と直線y=x+kが異なる2点で交わるように、kの値の範囲を定めよ。


↓↓解答解説はお知らせの下↓↓

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◆解答・解説

楕円と直線でも、交点や共有点を考えるときは、連立方程式と考えてOKです。
交点は両方のグラフで成り立つ点だから、交点の座標は連立方程式の解になります。
つまり、直線の式を楕円の式に代入することができます。

楕円x2/4+y2/3=1と直線y=x+kだから、

2/4+(x+k)2/3=1

まずは式をなるべくシンプルな形にします。

3x2+4(x+k)2=12
3x2+4(x2+2kx+k2)=12
3x2+4x2+8kx+4k2=12
7x2+8kx+4k2−12=0

xについての2次方程式になったので、解の判別式D=b2−4acに代入します。

D=(8k)2−4×7×(4k2−12)
 =64k2−112k2+28×12>0 ←異なる2点で交わるだからD>0
  −48k2+28×12>0
  −4k2+28>0
    k2−7<0
(k+√7)(k−√7)<0

よって、求めるkの値の範囲は、−√7<k<√7


◆関連項目
楕円
平面上の曲線まとめ
判別式


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