2023年04月18日

中学数学「1次関数」座標平面上の三角形の面積A

中学数学「1次関数」座標平面上の三角形の面積A

◆問題

座標平面上に点A(1,1),点B(−3,5),点C(−2,−3)がある。△ABCの面積を求めよ。


この場合は、3辺ともに斜めなので、座標平面上の三角形の面積@とは違う考え方を使います。


基本的な方法の習得におすすめの問題集です。


◆解答・解説

今回の問題のように、3辺とも斜めの場合は、

「3つの頂点を通る長方形を描き、周りの三角形を引く」

という方法をおすすめします。
三角形の形や位置次第では、他の方法の方が簡単な場合もありますが、この方法の最もよい点は、「どんな三角形に対しても使える」という点です。
「この場合はどうしたら良いかな?」と考える工程が一つ減るのは意外と大きいです。
楽な方法を考えるために時間を食っていたら、結局楽な方法を見つけたとしても、トータルでは余計に時間がかかる。ということも珍しくありません。
悩まずにできる方法を習得して、それで押し切る。というのも一つの考え方です。

どちらにしても、今回の三角形の場合は、「長方形から周りを引く」という方法が一番よいと思います。

点A(1,1),点B(−3,5),点C(−2,−3)を通って、各辺がx軸,y軸に平行な長方形を考えます。
すると、横は4,縦は8ですね。だから、長方形の面積は4×8=32です。

次にまわりの三角形です。
ABを斜辺とする直角三角形は、横が4,縦も4だから、4×4÷2=8
BCを斜辺とする直角三角形は、横が1,縦が8だから、1×8÷2=4
CAを斜辺とする直角三角形は、横が3,縦は4だから、3×4÷2=6

ということで、求める三角形の面積は、

32−(8+4+6)=32−18=14

少し面倒に感じるかも知れませんが、この方法なら、どんな三角形にも応用できるので、覚えておくとよいですよ!


◆関連項目
座標平面上の三角形の面積の求め方(動画)
座標平面上の三角形の面積@
1次関数まとめ


江間淳の書籍はこちら
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
  最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!

プロ家庭教師の江間です。    AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/     http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ラベル:数学
posted by えま at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 中学数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
こんなヤツです
名前:江間淳
年齢:41
職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
ウェブサイトURL:http://www.a-ema.com/
メールアドレス:j@a-ema.com
一言:アプリ、メルマガ、電子書籍提供中です。アマゾンやGooglePlayで「江間淳」で検索!
江間淳の書籍一覧 → http://amzn.to/2m9LTvN