2023年05月22日

高校数学「絶対値」「不等式」|x+2|≦5を場合分けするとき

高校数学「数と式」「絶対値」「不等式」|x+2|≦5を場合分けするとき


以前の記事で解説した|x+2|≦5の別解を掲載します。


◆問題

次の不等式を解け。
|x+2|≦5


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◆解答解説

絶対値が5以下なので、−5≦x+2≦5から−7≦x≦3と解くこともできますが、場合分けをしても解くことができます。

絶対値の記号を外すときは、絶対値の中身がプラスの場合とマイナスの場合で分けます。

中身がプラスの時はそのまま外す。マイナスの時は符号を変えて外す。

という操作をします。

この場合は、絶対値の中身がプラスなのは、x+2≧0だから、x≧−2のとき、

x+2≦5
  x≦5−2
  x≦3

これはx≧−2という条件での解だから、絶対値の中身がプラスの場合の解は、

−2≦x≦3です。


絶対値の中身がマイナスの場合は、x+2<0だから、x<−2のとき、

−(x+2)≦5
 x+2≧−5
   x≧−5−2
   x≧−7

これはx<−2という条件での解だから、絶対値の中身がマイナスの場合の解は、

−7≦x<−2です。

これらをまとめたものが、今回の不等式の解ですね。

−7≦x<−2,−2≦x≦3

これらは一続きの範囲なので、ひとつにまとめて、

−7≦x≦3

もちろん、最初に示した「−5から5」という考え方で解いた場合と同じ解が出てきました。


◆関連問題
|x+2|≦5を場合分けせずに解く場合
数と式まとめ


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ラベル:数学
posted by えま at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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