2023年06月02日

高校数学「剰余の定理」3次式を2次式で割った余りが−2x+3のとき

高校数学「剰余の定理」3次式を2次式で割った余りが−2x+3のとき

◆問題
整式P(x)=x3+ax2+bx+1をx2+x−2で割った余りが−2x+3であるとき、定数a,bの値を求めよ。


↓解答解説はお知らせの下に↓

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P(x)を割る数と余りがわかっているので、商をQ(x)とおいて方程式を立ててみましょう!

P(x)÷x2+x−2=Q(x)あまり−2x+3

とりあえずこのように置くことができますね。
これを、P(x)=●●の形に直します。

P(x)=(x2+x−2)Q(x)−2x+3

Q(x)の前の2次式が因数分解できそうなので、やってみます。

P(x)=(x+2)(x−1)Q(x)−2x+3

x=−2,1のときは、カッコの中身がゼロになるので、Q(x)を含む部分が丸ごと消えてしまいます。
つまり、

P(−2)=−2×(−2)+3=4+3=7
P(1)=−2+3=1

これで2つの式の値がわかったので、次は与式に当てはめてみます。

P(x)=x3+ax2+bx+1

P(−2)=(−2)3+a(−2)2−2b+1
   =−8+4a−2b+1
   =4a−2b−7=7
      4a−2b=14

P(1)=1+a+b+1
  =a+b+2=1
     a+b=−1

あとはこれら2つの式を解けばa,bの値は出ます!
ここでは計算は省略します。

a=2,b=−3


◆関連項目
剰余の定理と因数定理
「式と証明」「複素数と方程式」まとめ


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ラベル:数学
posted by えま at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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