◆問題
整式P(x)=x3+ax2+bx+1をx2+x−2で割った余りが−2x+3であるとき、定数a,bの値を求めよ。
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P(x)を割る数と余りがわかっているので、商をQ(x)とおいて方程式を立ててみましょう!
P(x)÷x2+x−2=Q(x)あまり−2x+3
とりあえずこのように置くことができますね。
これを、P(x)=●●の形に直します。
P(x)=(x2+x−2)Q(x)−2x+3
Q(x)の前の2次式が因数分解できそうなので、やってみます。
P(x)=(x+2)(x−1)Q(x)−2x+3
x=−2,1のときは、カッコの中身がゼロになるので、Q(x)を含む部分が丸ごと消えてしまいます。
つまり、
P(−2)=−2×(−2)+3=4+3=7
P(1)=−2+3=1
これで2つの式の値がわかったので、次は与式に当てはめてみます。
P(x)=x3+ax2+bx+1
P(−2)=(−2)3+a(−2)2−2b+1
=−8+4a−2b+1
=4a−2b−7=7
4a−2b=14
P(1)=1+a+b+1
=a+b+2=1
a+b=−1
あとはこれら2つの式を解けばa,bの値は出ます!
ここでは計算は省略します。
a=2,b=−3
◆関連項目
剰余の定理と因数定理
「式と証明」「複素数と方程式」まとめ
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ラベル:数学