2023年06月04日

高校数学「高次方程式」3次方程式x^3+ax^2−x−6=0

高校数学「高次方程式」3次方程式x3+ax2−x−6=0

◆問題
3次方程式x3+ax2−x−6=0の解の1つが2のとき、定数aの値と他の解を求めよ。


↓解答解説はお知らせの下に↓

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◆解答解説

3次方程式は、基本的に解が3つ出ます。
つまり、xの値が3パターンある。ということです。

「解の1つが2」ということは、「その3パターンのxの値のうち1つが2」を意味します。

xの値が2ならば、xに2を代入すればいい。というわけですね。

3+a×22−2−6=0

文字はaだけなので、普通に1次方程式として解きます。

8+4a−8=0
    4a=0
     a=0

与式にa=0を代入すると、

3−x−6=0

xの2乗の項が消えてしまいました。
あとはこの3次方程式を解けばOKです。
3次以上の方程式を解くときは、基本的に因数定理です。

x=2はわかっているので、因数の1つは(x−2)です。
だから、与式を(x−2)で割れば割りきれます。

詳しい計算は省略しますが、割ってみると、

 x3−x−6
=(x−2)(x2+2x+3)

こうなります。

(x−2)(x2+2x+3)=0

だから、x2+2x+3=0を解きます。
これも計算は省略しますが、解の公式で解くと、

x=−1±√2i

となります。

よって、「a=0,他の解x=−1±√2i」が解答です!

◆関連項目
剰余の定理と因数定理
「式と証明」「複素数と方程式」まとめ


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ラベル:数学
posted by えま at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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