2023年06月06日

高校数学「剰余の定理」3次式を2次式で割った余りに関する問題

高校数学「剰余の定理」3次式を2次式で割った余りに関する問題

◆問題
整式P(x)をx2+x−2で割った余りが−3x+8,x2−x−6で割った余りが−5x+4であるとき、P(x)をx2−4x+3で割った余りを求めよ。


↓解答解説はお知らせの下に↓

━━━━━━━━━━━━━お知らせ━━━━━━━━━━━━━━━━━
★★★★★★★「AE個別学習室(えまじゅく)」生徒募集!★★★★★★★
★                                ★
★   茨城県水戸市、常陸太田市の個別指導教室          ★
★ 「AE個別学習室(えまじゅく)」では、生徒募集をしています。  ★
★ 対象は小学生・中学生・高校生・浪人生。社会人も歓迎します!  ★
★ オンライン授業も好評です!全国の生徒さんに対応可能です。   ★
★                                ★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 えまじゅくでは、経験豊富なプロ講師のマンツーマン授業が受けられます。

 授業料が最大で40%引きになる2人以上の同時指導も好評です!
 今年も何人もの生徒さんが、第一志望(以上)の結果を出してくれました。

 お問い合わせはこちらへどうぞ

 家庭教師・塾のサイト→ http://www.a-ema.com/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◆解答解説

【整式P(x)をx2+x−2で割った余りが−3x+8,x2−x−6で割った余りが−5x+4であるとき、P(x)をx2−4x+3で割った余りを求めよ。】

割る数と余りがセットでわかっているので、それぞれの商をQ1(x),Q2(x)とおいて方程式を立ててみましょう!

P(x)=Q1(x)・(x2+x−2)−3x+8
P(x)=Q2(x)・(x2−x−6)−5x+4

まずはこのように表すことができます。
カッコの中の2次式が因数分解できそうなので、それぞれやってみましょう!

P(x)=Q1(x)・(x+2)(x−1)−3x+8
P(x)=Q2(x)・(x+2)(x−3)−5x+4

このような式になったということは、xに1,3,−2を入れれば、Q1(x),Q2(x)を含まない式を作ることができます。

P(1)=−3+8=5
P(3)=−15+4=−11
P(−2)=6+8=14

続いて、x2−4x+3で割ったときの商をQ(x),余りをax+bとおいて方程式を作ると、

P(x)=Q(x)・(x2−4x+3)+ax+b
  =Q(x)・(x−1)(x−3)+ax+b

この式のQ(x)は、x=1,3のときに消去できることがわかります。
P(1)とP(3)の値はわかっているので、それらを利用すると、

P(1)=a+b=5
P(3)=3a+b=−11

あとはこれらを連立して解けば、a=−8,b=13

聞いているのは余りなので、ax+bにこれらの値を代入して、

−8x+13


◆関連項目
整式P(x)=x3+ax2+bx+1をx2+x−2で割った余りが−2x+3であるとき
剰余の定理と因数定理
「式と証明」「複素数と方程式」まとめ


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
  最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!

プロ家庭教師の江間です。    AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/     http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


ラベル:数学
posted by えま at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
こんなヤツです
名前:江間淳
年齢:41
職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
ウェブサイトURL:http://www.a-ema.com/
メールアドレス:j@a-ema.com
一言:アプリ、メルマガ、電子書籍提供中です。アマゾンやGooglePlayで「江間淳」で検索!
江間淳の書籍一覧 → http://amzn.to/2m9LTvN