中学理科「仕事・仕事率」動滑車を使って物体を持ち上げる場合A
◆問題
Aさんは動滑車1つを使って、質量40kgの物体を2mの高さまで引き上げた。動滑車とひもの質量は考えないものとして、次の問いに答えよ。ただし、100gの物体にはたらく重力を1Nとする。
(1) 物体にした仕事の大きさは何Jか?
(2) 物体を2m引き上げるために、Aさんはひもを何m引いたか?
(3) Aさんがひもを引いた力は何Nか?
(4) 物体を10秒で引き上げたとすると、このときの仕事率は何Wか?
この記事では(3), (4)を解説します。
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◆解答解説
(2)でも解説したように、動滑車を1つ使うと、力は半分で距離は2倍になります。
物体に働く重力は40kg=400Nだから、ひもを引く力は400÷2=200Nですね!
(4)では仕事率を考えます。
「仕事率=仕事÷時間(秒)」
です。
つまり、「仕事率は1秒あたりの仕事」です。
(1)より、仕事は800Jです。
800Jの仕事を10秒で行ったのだから、
800÷10=80W
これが求める仕事率です。
というわけで、今回の(3),(4)の解答は、
(3) 200N
(4) 80W
このようになります!
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2023年06月18日
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