2023年06月21日

中学理科「力・仕事」定滑車と動滑車の比較A

中学理科「力・仕事」定滑車と動滑車の比較A

◆問題

6kgの物体を2m引き上げます。
Aさんは天井に固定された定滑車1つを使って、この物体を引き上げます。
Bさんは動滑車を1つ使って、この物体を引き上げます。
100gの物体にはたらく重力を1Nとし、摩擦や空気の抵抗、ひもや滑車の質量は無視できるものとして、次の問いに答えよ。

(1) 物体を引き上げるために必要な力はそれぞれ何Nか?

(2) 物体を2m引き上げるために引いたひもの長さはそれぞれ何mか?


(3) 物体にした仕事はそれぞれ何Jか?

(4) 次の文の空欄を埋めよ。
動滑車を使って仕事をしたときは、動滑車を使わないときと比べて仕事の大きさは[ ]、加える力が[ ]。


この記事では(3), (4)を解説します。


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◆解答解説

(3)
物体の質量は6kgだから、6×10=60Nの重力がはたらきます。
Aさんは定滑車のみを使っているので、力は重力と同じで、ひもは2m引きます。
つまり、Aさんの仕事は

60×2=120J

となります。

Bさんは動滑車1つを使っているので、力は半分、距離は2倍になります。
つまり、Bさんの仕事は

30×4=120J

となります。

どちらでも仕事は同じですね!


今(3)で求めたように、仕事はどちらでも同じです。
動滑車を使うと力は半分ですね。
だから、

(4) 次の文の空欄を埋めよ。
動滑車を使って仕事をしたときは、動滑車を使わないときと比べて仕事の大きさは[変わらず]、加える力が[半分になる]。

などの解答になります。


(1),(2)に戻る


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posted by えま at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 中学理科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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