2023年06月22日

高校化学「気体の性質」2つの容器を連結したときの分圧・全圧@

高校化学「気体の性質」2つの容器を連結したときの分圧・全圧@

◆問題

2.0Lの容器Aには窒素を封入し1.0×105Paに、3.0Lの容器Bには酸素を封入し5.0×104Paにした。次に容器Aと容器Bをコックのついた管で連結し、コックを開いた。その後、両容器を一定温度に保って、充分な時間が経過したものとする。次の問いに答えよ。

(1) 窒素と酸素の分圧はそれぞれ何Paになるか?


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◆解答解説

封入された気体は、一定の時間が経つと、全体に一様に広がると考えられます。
つまり、気体は増加も減少もしないので、ボイル・シャルルの法則(や気体の状態方程式)が成り立つ。というわけです。

Aに入っていた窒素は、コックを開いて一定時間が経過すれば、A,B全体に広がる。
つまり、体積が2.0L→5.0Lとなります。
温度は一定なので、PV=PVですね。

1.0×105×2.0=P×5.0

Pについて解くと、

P=0.40×105
 =4.0×104Pa


Bの酸素についても同様です。
5.0×104×3.0=P×5.0

P=3.0×104Pa


次の問題→全圧


◆関連項目
ドルトンの分圧の法則
27℃、2.0×105Paで600mLの気体の状態変化
単原子分子からなる気体を容器に入れ、密封した。この気体の温度が200[K],体積は…


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