2023年06月24日

高校数学「図形と方程式」2つの円の交点を通る円

高校数学「図形と方程式」2つの円の交点を通る円

◆問題
2つの円x2+y2−6x+5=0,x2+y2−2x−2y+1=0の2つの交点と点(1,3)を通る円の方程式を求めよ。


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◆解答解説

【2つの円x2+y2−6x+5=0,x2+y2−2x−2y+1=0の2つの交点と点(1,3)を通る円の方程式を求めよ。】

関数の交点は連立方程式で求めることができるので、2つの円の方程式を連立して・・・とやっても、もちろん構いませんが、2次式同士の連立方程式は計算が大変で、最終的に収拾がつかなくなってしまう場合もありますよね。
だから、できるだけ簡単に計算するために、やり方を工夫するとよいです。

それは、

k(x2+y2−6x+5)+x2+y2−2x−2y+1=0

この形の式をつくることです。
このように、2つの関数の式のうち片方にkを掛けた形の式を作ると、2つの円の交点を通る関数となります。

2つの円の交点を通る関数が(1,3)も通るのだから、この式に(1,3)代入することができます。
やってみると、

k(12+32−6+5)+12+32−2×1−2×3+1=0

あとは計算です。

 k(1+9−6+5)+1+9−2−6+1
=9k+3=0
   9k=−3
    k=−1/3

kの値がわかったので、代入して整理すれば、円の方程式が求められるはずです!

−(1/3)(x2+y2−6x+5)+x2+y2−2x−2y+1=0

まずは両辺を3倍して、

−x2−y2+6x−5+3x2+3y2−6x−6y+3=0

同類項をまとめれば、

2x2+2y2−6y−2=0

両辺を2で割って、

2+y2−3y−1=0


これが求める円の方程式です!


◆関連項目
円の方程式
図形と方程式まとめ


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ラベル:数学
posted by えま at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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