高校化学「気体の性質」水素の溶解度A
◆問題
水素は、0℃、1.0×105Paで、1Lの水に22mL溶ける。
(1) 0℃、5.0×105Paでは、1Lの水に溶ける水素は何molか?
(2) 溶けた水素の体積は(1)の温度・圧力では何mLか?
解答はこのページ下に掲載します。
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◆解答解説
ヘンリーの法則により、気体の溶解度は圧力に比例します。
気体が液体に押しつけられれば、それだけ多く気体と液体が衝突するので、より多く溶ける。と考えられます。
(1)で溶ける水素の物質量はもとの状態の5倍の4.91×10-3[mol]であることを求めました。
今回(2)では、この条件0℃、5.0×105Paにおける、溶けた水素の体積を求めます。
ちゃんとやりたい人は、気体の状態方程式に代入して計算すればいいですが、この場合はもっと簡単に求めることができます。
温度は0℃で一定なので、物質量が5倍で圧力が5倍なら、体積は変わりません。
もともと物質量が5倍になっているので、仮に条件がもとのままならば、体積も5倍ですが、
圧力が5倍だから体積は1/5になるので、
5倍と1/5倍で相殺して、最終的な体積は変わらない。ということができます。
つまり、求める水素の体積は、22mLです。
次の問題→水素と酸素の混合気体の場合
◆関連項目
気体の状態方程式
気体の性質まとめ
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2023年07月29日
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