■問題
sinα=4/5,sinβ=12/13のとき、次の値を求めよ。ただし、0<α<π/2,π/2<β<πとする。
(1) sin(α+β) (2) cos(α−β)
(3) sin2α (4) cos2β
(5) tan2α (6) sin(α/2)
この記事では(5), (6)を解説します。
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10秒でわかる高校数学2B「三角関数」の考え方
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■解答解説
sinα=4/5,sinβ=12/13のとき、次の値を求めよ。ただし、0<α<π/2,π/2<β<πとする。
(5) tan2α (6) sin(α/2)
(1)で、cosα=3/5,cosβ=−5/12であることを求めました。
今回もこれらの条件は同じです。
(5)はtan2αなので、タンジェントの2倍角の公式を使っても良いですが、
すでに(3)でsin2αを出していますし、三角関数の相互関係を使った方が簡単かも知れません。
sin22α+cos22α=1
(24/25)2+cos22α=1
576/625+cos22α=1
cos22α=1−576/625
cos22α=49/625
cos2α=±7/25
ここで、sin2α=24/25>1/√2だから、π/2<2α<πなので、
cos2α=−7/25
tan2α=sin2α/cos2α
=(24/25)/(−7/25)
=−24/7
(6)は半角の公式を使います。
半角の公式はコサインの2倍角から導くことができます。
導き方はここに掲載しています。
導くと、
★ sin2(θ/2)=(1−cosθ)/2
ですね。
つまり、
sin2(α/2)=(1−cosα)/2
です。これにcosα=3/5を代入して、
sin2(α/2)=(1−3/5)/2
sin2(α/2)=(2/5)/2=1/5
よって、sin(α/2)=1/√5=√5/5
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ラベル:数学