■問題
関数y=sinxcosx+sinx+cosxについて次の問いに答えよ。
(1) t=sinx+cosxとして、与式をtで表せ。
(2) (1)のとき、tの値の範囲を求めよ。
(2)の解答解説はこのページ下
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10秒でわかる高校数学2B「三角関数」の考え方
「久しぶりの三角関数、分かりやすく直感で問題の解く方向が分かり楽しかった」などのコメントいただいています。ありがとうございます!
■解答解説
t=sinx+cosxとしたときの、tの値の範囲を求めます。
−1≦sinx≦1,−1≦cosx≦1だから・・・
−2≦t≦2
となりそうですが、実はそうではありません。
sinxとcosxのxは共通で、例えばx=π/3なら、t=sin(π/3)+cos(π/3)です。
sinxとcosxはそれぞれ変化していて、sinxが最大のときにcosxも最大となるわけではありません。
だから、それぞれの最大値は1だけど、合計の最大値が2になるわけではないのです。
それではどうしたら良いかというと、三角関数の合成ですね。
三角関数の合成をすれば、サインとコサインがあった式をサインだけにすることができます。
三角関数の合成のやり方はこちらをご覧ください。
t=sinx+cosx
=√2・sin(x+π/4)
合成すると、このように直すことができます。
−1≦sinx≦1
−1≦sin(x+π/4)≦1
−√2≦sin(x+π/4)≦√2
よって、−√2≦t≦√2
次の問題→yの最大値・最小値
◆関連項目
三角比の相互関係、三角関数の合成
y=2sin2θ+2cosθ+4の最大値・最小値
三角関数まとめ
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ラベル:数学