◆問題
第4問
物理の授業でコンデンサーの電気容量を測定する実験を行った。まず、コンデンサーの基本的性質を復習するため、図1のような真空中に置かれた平行平板コンデンサーを考える。極板の面積をS、極板間隔をdとする。

問1 次の文章中の空欄[ア]・[イ]に入れる式の組み合わせとして正しいものを、後の@〜Gのうちから1つ選べ。[ 21 ]
図1のコンデンサーに電気量Qが蓄えられているときの極板間の電圧をVとする。極板間の電場(電界)が一様であるとすると、極板間の電場の大きさEとV,dの間にはE=[ア]の関係が成り立つ。また、真空中でのクーロンの法則の比例定数をk0とすると、2つの極板間には4πk0Q本の電気力線があると考えられ、電気力線の本数と電場の大きさの関係を用いるとEが求められる。これと[ア]が等しいことからQはVに比例してQ=CVと表せることがわかる。このとき比例定数(電気容量)はC=[イ]となる。
[ア]・・・Vd,v/d
[イ]・・・4πk0dS,dS/4πk0,4πk0S/d,S/4πk0d
この記事では、解答はア,イそれぞれを選ぶ形にしました。
解答はこのページ下に掲載します。
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◆解答
まずは一般的に成り立つコンデンサーについての式の設問です。
図1のコンデンサーに電気量Qが蓄えられているときの極板間の電圧をVとする。極板間の電場(電界)が一様であるとすると、極板間の電場の大きさEとV,dの間にはE=[ア]の関係が成り立つ。また、真空中でのクーロンの法則の比例定数をk0とすると、2つの極板間には4πk0Q本の電気力線があると考えられ、電気力線の本数と電場の大きさの関係を用いるとEが求められる。これと[ア]が等しいことからQはVに比例してQ=CVと表せることがわかる。このとき比例定数(電気容量)はC=[イ]となる。
極板間の電圧が高ければ電場も強く、極板間の距離が大きければ電場は弱くなる。という関係があるので、
V=Edであり、E=V/dですね。
つまり、[ア]はV/dです。
極板全体の間の電気力線の本数は4πk0Qで、極板の面積はSだから、一定面積あたりの電気力線の本数は4πk0Q/S本となります。
つまり、E=4πk0Q/Sです。
E=V/dであり、E=4πk0Q/Sだから、V/d=4πk0Q/Sですね。
つまり、V=4πk0Qd/Sです。
Q=CVにこれを代入すると、
Q=C・4πk0Qd/Sより、C=S/4πk0d
つまり、[イ]はS/4πk0dです。
次の問題→実験で用いた抵抗の値
◆関連項目
コンデンサー、電気容量、球面上の電気力線
電気・磁気まとめ
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