2023年10月03日

高校物理「電気」スイッチが開いているときの電位

高校物理「電気」スイッチが開いているときの電位

◆問題

参考図に示した回路において、電源Eは内部抵抗が無視できる起電力100Vの電池、Sはスイッチを表し、Gで接地している。
それぞれの抵抗は、R1=20Ω、R2=30Ω、R3=50Ω、R4=100Ωである。

(1) スイッチSが開いているとき、点A,B,C,Dの電位はそれぞれいくらか。


参考図

D      C
┌─/─[R3]─┐
│ S    |
−      │
電源E   [R2]
+      │
│      │
└──[R1]──┤B
A      │
      [R4]
       │
       G


↓解答解説はお知らせの下↓


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◆解説

まず、回路に接地されている部分があれば、その位置の電位は0Vです。
つまり、Gの電位は0Vです。

そしてスイッチが開いているときは、当然ながら回路に電流は流れません。
電流が流れていないときは、抵抗による電位降下はゼロです。

ということは、Gに一番近いR4では電位降下はゼロだから、Bの電位も0Vです。
同様に、A,Cでの電位も0Vです。

ただし、Dだけは違います。電流が流れていなくても電源は100Vの起電力があるので、電源の「後ろ側」は「前側」よりも100Vだけ電位が低くなります。
「前側」のAが0Vだから、「後ろ側」のDは−100Vとなります。


つまり、解答は「A:0V,B:0V,C:0V,D:−100V」です。


次の問題→スイッチが閉じているとき


◆関連項目
立方体の形をした回路の問題
電気・磁気まとめ

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posted by えま at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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