3次関数y=−2x3+3x2+12x−3の−2≦x≦1における最大値・最小値を求めよ。
解答解説はこのページ下
微分積分の問題の解き方の練習には、この書籍も参考にしてみてください。
◆解答解説
3次関数の最大値・最小値を考えるときは、増減表を書くのが定番となっています。
増減表に極値と定義域の両端を示して、それらの値を比べれば、最大値・最小値がわかる。というわけです。
まずは微分します。
y'=−6x2+6x+12
導関数の値がゼロのときが極値だから、イコールゼロで解きます。
−6x2+6x+12=0
x2−x−2=0
(x+1)(x−2)=0
よって、x=−1,2
つまり、極値をとるのはx=−1,2の場合です。
それぞれのyの値もここで求めておきましょう!
x=−1のとき
y=−2(−1)3+3(−1)2+12・(−1)−3
=2+3−12−3
=−10
x=2のとき
y=−2・23+3・22+12・2−3
=−16+12+24−3
=17
定義域の範囲内だけの増減表を書くのが標準となっていますが、まずは実数全体で増減表を書いた方がわかりやすいと思います。
x |…|−1|…|2|…
y' | | 0 | |0|
y | |−10| |17|
まずはこのように、極値の部分を埋めます。
続いて、y'とyの増減にかかわる部分を埋めます。
x |…|−1|…|2|…
y' |−| 0 |+|0|−
y |↘|−10|↗|17|↘
これで増減と極値がわかりました。
ここで定義域を確認して、定義域の両端と極値の位置関係を把握します。
−2≦x≦1なので、極大値は定義域に含まれていません。
グラフの形を考えれば、極小値が最小値になるとわかると思います。
あとは、最大値が定義域の両端のどちらなのかを考えます。それぞれy座標を出して比べればOKですね!
x=−2のとき
y=−2(−2)3+3(−2)2+12・(−2)−3
=16+12−24−3
=1
x=1のとき
y=−2・13+3・12+12・1−3
=−2+3+12−3
=10
x=1のときの方が大きいですね。
というわけで、
x=1のとき最大値10,x=−1のとき最小値−10
◆関連問題
極値を求める問題
微分積分(数学2)まとめ
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ラベル:数学