3次方程式x3+4x2−3x+a=0の異なる実数解の個数は、定数aの値によってどのように変わるか?
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◆解答解説
3次方程式の解の個数を考えるときは、3次関数の極値を考えます。
方程式の解は、y=0のときのxの値だから、つまり、x軸との共有点の個数が3次関数の解の個数になります。
極値を求めるなら、微分して増減表!ということで、まずは微分してイコールゼロで解いていきます。
f(x)=x3+4x2−3x+aとすると、
f'(x)=3x2+8x−3=0
(3x−1)(x+3)=0
よって、x=1/3,−3
つまり、x=1/3,−3のときに極値をとることがわかります。
f(1/3)=(1/3)3+4(1/3)2−3・1/3+a
=1/27+4/9−1+a
=(1+12−27)/27+a
=−14/27+a
f(−3)=(−3)3+4(−3)2−3×(−3)+a
=−27+36+9+a
=18+a
というわけで極値は、x=−3のとき極大値18+a,x=1/3のとき極小値−14/27+aとなります。
●x軸がこの2つの極値の間を通れば3次方程式の解は3つ
●どちらかの極値上にx軸があれば解は2つ
●極大値より上か、極小値より下ならば解は1つ
となります。
つまり、今回の3次方程式の解は、
−18<a<14/27のとき、3つ
a=−18,14/27のとき、2つ
a<−18,a>14/27のとき、1つ
となります。
◆関連問題
極値を求める問題
微分積分(数学2)まとめ
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ラベル:数学