2023年11月01日

高校数学「微分」3次方程式x^3+4x^2−3x+a=0の異なる実数解の個数

高校数学「微分」3次方程式x3+4x2−3x+a=0の異なる実数解の個数

3次方程式x3+4x2−3x+a=0の異なる実数解の個数は、定数aの値によってどのように変わるか?


解答解説はこのページ下


微分積分の問題の解き方の練習には、この書籍も参考にしてみてください。


◆解答解説

3次方程式の解の個数を考えるときは、3次関数の極値を考えます。
方程式の解は、y=0のときのxの値だから、つまり、x軸との共有点の個数が3次関数の解の個数になります。

極値を求めるなら、微分して増減表!ということで、まずは微分してイコールゼロで解いていきます。

f(x)=x3+4x2−3x+aとすると、

f'(x)=3x2+8x−3=0
   (3x−1)(x+3)=0
よって、x=1/3,−3

つまり、x=1/3,−3のときに極値をとることがわかります。

f(1/3)=(1/3)3+4(1/3)2−3・1/3+a
    =1/27+4/9−1+a
    =(1+12−27)/27+a
    =−14/27+a

f(−3)=(−3)3+4(−3)2−3×(−3)+a
   =−27+36+9+a
   =18+a

というわけで極値は、x=−3のとき極大値18+a,x=1/3のとき極小値−14/27+aとなります。

●x軸がこの2つの極値の間を通れば3次方程式の解は3つ
●どちらかの極値上にx軸があれば解は2つ
●極大値より上か、極小値より下ならば解は1つ

となります。
つまり、今回の3次方程式の解は、

−18<a<14/27のとき、3つ
a=−18,14/27のとき、2つ
a<−18,a>14/27のとき、1つ


となります。


◆関連問題
極値を求める問題
微分積分(数学2)まとめ


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ラベル:数学
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