3次不等式x3+a>3x2+9xが、x≧0において成り立つようなaの値の範囲を求めよ。
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◆解答解説
「3次不等式x3+a>3x2+9xが成り立つ」ということは、「整式>0」の形に変形して、その整式の最小値がゼロ以上になればいいですね。
まずは移項すると、
x3+a−3x2−9x>0
x3−3x2−9x+a>0
この3次式の最小値を考えるので、微分して極値を求めます。
左辺=f(x)とすると、
f'(x)=3x2−6x−9
極値はf'(x)=0だから、
3x2−6x−9=0
x2−2x−3=0
(x+1)(x−3)=0
よって、x=−1,3
xの3乗の係数がプラスなので、全体として右上がりだから、x=−1で極大、x=3で極小です。
x>0で不等式が成り立つ。つまり、x>0のとき最小値がゼロより大きくななればOKです。
ならば、極小値がゼロより大きくなるようaの値を定めればOKですね。
f(3)=33−3・32−9・3+a
=27−27−27+a
=−27+a>0
a>27
◆関連問題
極値を求める問題
微分積分(数学2)まとめ
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ラベル:数学