2023年11月04日

高校数学「微分」3次不等式x3+a>3x2+9xが成り立つとき

高校数学「微分」3次不等式x3+a>3x2+9xが成り立つとき

3次不等式x3+a>3x2+9xが、x≧0において成り立つようなaの値の範囲を求めよ。


解答解説はこのページ下


微分積分の問題の解き方の練習には、この書籍も参考にしてみてください。


◆解答解説

「3次不等式x3+a>3x2+9xが成り立つ」ということは、「整式>0」の形に変形して、その整式の最小値がゼロ以上になればいいですね。

まずは移項すると、

3+a−3x2−9x>0
3−3x2−9x+a>0

この3次式の最小値を考えるので、微分して極値を求めます。

左辺=f(x)とすると、

f'(x)=3x2−6x−9

極値はf'(x)=0だから、

3x2−6x−9=0
2−2x−3=0
(x+1)(x−3)=0
よって、x=−1,3

xの3乗の係数がプラスなので、全体として右上がりだから、x=−1で極大、x=3で極小です。

x>0で不等式が成り立つ。つまり、x>0のとき最小値がゼロより大きくななればOKです。
ならば、極小値がゼロより大きくなるようaの値を定めればOKですね。

f(3)=33−3・32−9・3+a
  =27−27−27+a
  =−27+a>0
       a>27


◆関連問題
極値を求める問題
微分積分(数学2)まとめ


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ラベル:数学
posted by えま at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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