2023年11月07日

高校化学「電池と電気分解」燃料電池の電気量や効率A

高校化学「電池と電気分解」燃料電池の電気量や効率A

◆問題

水素の燃焼反応を利用したいわゆる燃料電池を1.93×105秒間稼働させたところ、液体の水が36.0g生成した。電極間を流れた電圧は1.00V,ファラデー定数を9.65×104として、次の問いに答えよ。

(1) 回路を流れた電子の物質量を求めよ。

(2) 平均電流[A]と燃料電池から供給された電気エネルギー[kJ]を求めよ。


解答解説はこのページ下


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◆解答解説

電子の物質量から電気量がわかり、電気量と時間から電流がわかる。という流れです。

(1)より電子は4mol流れたことがわかっています。

1molの電子が流れると、9.65×104Cの電気量になるので、

4×9.65×104=38.6×104=3.86×105[C]

これだけの電気量を、1.93×105秒で流したので、1秒あたり

(3.86×105)÷(1.93×105)=2.00

1秒あたりの電気量が電流なので、求める平均電流は2.00A


燃料電池から供給される電気エネルギーは、「電流×電圧×時間」で求められるので、

2×1×1.93×105=3.86×105J=3.86×102kJ

となります。


次の問題→変換効率


◆関連問題
用語と基本的な構造→ボルタ電池ダニエル電池鉛蓄電池マンガン電池燃料電池
電池・電気分解まとめ


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posted by えま at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校化学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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