高校化学「電池と電気分解」燃料電池の電気量や効率A
◆問題
水素の燃焼反応を利用したいわゆる燃料電池を1.93×105秒間稼働させたところ、液体の水が36.0g生成した。電極間を流れた電圧は1.00V,ファラデー定数を9.65×104として、次の問いに答えよ。
(1) 回路を流れた電子の物質量を求めよ。
(2) 平均電流[A]と燃料電池から供給された電気エネルギー[kJ]を求めよ。
解答解説はこのページ下
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◆解答解説
電子の物質量から電気量がわかり、電気量と時間から電流がわかる。という流れです。
(1)より電子は4mol流れたことがわかっています。
1molの電子が流れると、9.65×104Cの電気量になるので、
4×9.65×104=38.6×104=3.86×105[C]
これだけの電気量を、1.93×105秒で流したので、1秒あたり
(3.86×105)÷(1.93×105)=2.00
1秒あたりの電気量が電流なので、求める平均電流は2.00A
燃料電池から供給される電気エネルギーは、「電流×電圧×時間」で求められるので、
2×1×1.93×105=3.86×105J=3.86×102kJ
となります。
次の問題→変換効率
◆関連問題
用語と基本的な構造→ボルタ電池、ダニエル電池、鉛蓄電池、マンガン電池、燃料電池
電池・電気分解まとめ
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2023年11月07日
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