2023年11月21日

高校数学「積分」定積分を含む方程式f(x)=x+(1/2)・∫[0〜1]f(t)dt

高校数学「積分」定積分を含む方程式f(x)=x+(1/2)・∫[0〜1]f(t)dt

■ 問題

等式f(x)=x+(1/2)・∫[0〜1]f(t)dtを満たすf(x)を求めよ。



解答解説はこのページ下です。





■ 解答解説

∫[0〜1]f(t)dtは定積分なので、計算すれば何らかの定数になります。
だから、∫[0〜1]f(t)dt=aなどとおいて、等式を書き換えることができます。

f(x)=x+(1/2)a

ですね。
ならば、

f(t)=t+(1/2)a

です。
ということは、

∫[0〜1]f(t)dt
=∫[0〜1]{t+(1/2)a}dt
=[(1/2)t2+(1/2)at][0〜1]
=1/2+a/2

となります。
普通に定積分を計算すればこうなりますね。

∫[0〜1]f(t)dt=1/2+a/2

であることがわかりました。

そもそも最初の方で、∫[0〜1]f(t)dt=aとおきましたね。

ということは、これらは等しいので、

a=1/2+a/2

このようにイコールで結ぶことができます。
これを解けば、

a/2=1/2
  a=1

だから、求めるf(x)は、

f(x)=x+1/2


◆関連項目
等式f(x)=x・∫[0〜1] f(x)dx+1を満たすf(x)を求めよ
微分積分(数学2)まとめ

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ラベル:数学
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