2023年11月23日

高校化学「電池と電気分解」硝酸銀の電気分解A

高校化学「電池と電気分解」硝酸銀の電気分解A

◆問題

白金電極を用いて、硝酸銀水溶液を1.0Aの電流で1時間4分20秒間電気分解した。Ag=108,ファラデー定数を9.65×104として次の問いに答えよ。

(1) 流れた電気量と電子の物質量を求めよ。

(2) 陰極・陽極での変化を、e-を用いた反応式で表せ。


(2)の解答はこのページ下に掲載します。


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◆解答

まず、硝酸銀水溶液はAg+とNO3-に電離します。

陰極には電源から電子が流れてくるので、水溶液中の陽イオンとその電子が結びつく反応がおきます。
というわけで、陰極では

Ag++e-→Ag


陽極では電子が不足している状態になっているので、基本的には水溶液中の陰イオンが陽極で電子を失う(酸化される)反応がおきますが、硝酸イオンは酸化されにくいため、溶媒の水H2Oが酸化されます。

2H2O→O2+4H++4e-


次の問題→陽極に析出する物質の質量


◆関連問題
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posted by えま at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校化学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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