■ 問題
3次関数y=x3−x2−12xと、その曲線上の点(−1,10)における接線で囲まれた図形の面積を求めよ。
解答解説はこのページ下です。
■ 解答解説
まずは接線の方程式を求めてみましょう!
y'=3x2−2x−12
(−1,10)における接線なので、x=−1を代入して、
y'=3×(−1)2−2×(−1)−12
=3+2−12
=−7
これが接線の傾きだから、
y−10=(−7){x−(−1)}
y=−7x−7+10
y=−7x+3
3次関数と接線で囲まれた図形の面積を考えるので、これらの共有点を求めます。
x3−x2−12x=−7x+3
x3−x2−5x−3=0
x=−1で接するので、この整式は(x+1)で割りきれます。
(x+1)(x2−2x−3)=0
(x+1)(x+1)(x−3)=0
よって、3次関数と接線の共有点は、x=−1,3
x3の係数が正の数なので、3次関数は全体として右上がりの曲線になります。
ということは、接点と交点の間の区間では接線が上、曲線が下となります。
だから、求める面積は「接線−曲線」で定積分です。
∫[-1〜3]{−7x+3−(x3−x2−12x)}dx
=∫[-1〜3](−x3+x2+5x+3)dx
=[(−1/4)x4+(1/3)x3+(5/2)x2+3x][-1〜3]
=(−1/4)×34+(1/3)×33+(5/2)×32+3×3−{(−1/4)(−1)4+(1/3)(−1)3+(5/2)(−1)2+3・(−1)
=−81/4+9+45/2+9−(−1/4−1/3+5/2−3)
=−81/4+45/2+18+1/4+1/3−5/2+3
=−80/4+40/2+1/3+21
=1/3+21
=64/3
◆関連項目
等式f(x)=x・∫[0〜1] f(x)dx+1を満たすf(x)を求めよ
微分積分(数学2)まとめ
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ラベル:数学