2023年12月13日

高校数学「積分」放物線y=2x2+3xと直線y=x+1で囲まれた図形の面積A

高校数学「積分」放物線y=2x2+3xと直線y=x+1で囲まれた図形の面積A

■ 問題

放物線y=2x2+3xと直線y=x+1で囲まれた図形の面積を求めよ。


解答解説はこのページ下です。





■ 解答解説

以前の記事で、普通に定積分を計算した場合の解き方を掲載しました。
この記事では、簡単な公式を使った場合を解説します。
放物線と直線で囲まれた図形の面積は、

S=(a/6)(β−α)3

で求めることができます。
aは2次関数y=ax2+bx+cのaで、α,βは放物線と直線の交点のx座標で、α<βです。

交点は連立方程式なので、解いてみると、

2x2+3x=x+1
2x2+2x−1=0

x=[−2±√{22−4×2×(−1)}]/(2×2)
 ={−2±√(4+8)}/4
 =(−2±√12)/4
 =(−2±2√3)/4
 =(−1±√3)/2

よって、α=(−1−√3)/2,β=(−1+√3)/2となります。

先ほどの公式に、a=2,α=(−1−√3)/2,β=(−1+√3)/2を代入すると、

S=(2/6){(−1+√3)/2−(−1−√3)/2}3
 =(1/3){(−1+√3)/2+(1+√3)/2}3
 =(1/3)・√33
 =(1/3)・3√3
 =√3

というわけで、普通に定積分を計算した場合よりも、かなり簡単に計算することができました。


◆関連項目
y=x2+x−4とy=3x−1で囲まれた図形の面積
微分積分(数学2)まとめ

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ラベル:数学
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