■ 問題
次の定積分を求めよ。
(3) ∫[0〜1](x2−2x)dx+∫[1〜3](x2−2x)dx
(4) ∫[-2〜4](x2+2x)dx+∫[-2〜4](2x2−x)dx
解答解説はこのページ下です。
■ 解答解説
複数の定積分を含む式の場合、基本的には、「それぞれ計算して最後に合計」で問題ありません。
がしかし、積分は計算が面倒になることが多いので、積分の計算法則を利用して、できるだけ簡単に書き直してから計算した方がよいです。
(3) ∫[0〜1](x2−2x)dx+∫[1〜3](x2−2x)dx
この場合、積分する式が同じで、区間が連続しているので、1つの積分にまとめることができます。
0から1と1から3だから、0から3にまとめることができる。というわけですね。
=∫[0〜3](x2−2x)dx
あとは普通に計算します。
=[(1/3)x3−x2][0〜3]
=(1/3)・33−32−0
=9−9
=0
(4) ∫[-2〜4](x2+2x)dx+∫[-2〜4](2x2−x)dx
この場合は、積分の区間が全く同じです。
そんなときは、まず最初に式のみをまとめることができます。
=∫[-2〜4](x2+2x+2x2−x)dx
=∫[-2〜4](3x2+x)dx
これで1つの定積分にまとめることができました。
あとは普通に計算します。
=[x3+(1/2)x2][-2〜4]
=43+(1/2)・42−{(−2)3+(1/2)・(−2)2}
=64+8−(−8+2)
=72+6
=78
◆関連項目
基本的な定積分の計算@
微分積分(数学2)まとめ
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ラベル:数学