2023年12月28日

高校数学「積分」基本的な定積分の計算A

高校数学「積分」基本的な定積分の計算A

■ 問題

次の定積分を求めよ。

(3) ∫[0〜1](x2−2x)dx+∫[1〜3](x2−2x)dx

(4) ∫[-2〜4](x2+2x)dx+∫[-2〜4](2x2−x)dx


解答解説はこのページ下です。





■ 解答解説

複数の定積分を含む式の場合、基本的には、「それぞれ計算して最後に合計」で問題ありません。
がしかし、積分は計算が面倒になることが多いので、積分の計算法則を利用して、できるだけ簡単に書き直してから計算した方がよいです。

(3) ∫[0〜1](x2−2x)dx+∫[1〜3](x2−2x)dx

この場合、積分する式が同じで、区間が連続しているので、1つの積分にまとめることができます。
0から1と1から3だから、0から3にまとめることができる。というわけですね。

=∫[0〜3](x2−2x)dx

あとは普通に計算します。

=[(1/3)x3−x2][0〜3]
=(1/3)・33−32−0
=9−9
=0


(4) ∫[-2〜4](x2+2x)dx+∫[-2〜4](2x2−x)dx

この場合は、積分の区間が全く同じです。
そんなときは、まず最初に式のみをまとめることができます。

=∫[-2〜4](x2+2x+2x2−x)dx
=∫[-2〜4](3x2+x)dx

これで1つの定積分にまとめることができました。
あとは普通に計算します。

=[x3+(1/2)x2][-2〜4]
=43+(1/2)・42−{(−2)3+(1/2)・(−2)2}
=64+8−(−8+2)
=72+6
=78


◆関連項目
基本的な定積分の計算@
微分積分(数学2)まとめ

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ラベル:数学
posted by えま at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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