■ 問題
nが自然数のとき、n3+2nは3の倍数であることを数学的帰納法を用いて証明せよ。
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■ 解答解説
数学的帰納法を用いた証明の代表的なパターンの1つです。大学入試に数学を使う人は解けるようにしておきたい問題です。
まず、「n3+2nは3の倍数である」ことを@とおいておきます。
こうすることにより、証明を書く手間が少し省けます。
[1] n=1のとき
n3+2n=13+2×1=3
よって、@は成り立つ。
[2] n=kのとき@が成り立つと仮定すると、自然数mを用いて、
k3+2k=3m
と表すことができる。
n=k+1のとき、
(k+1)3+2(k+1)
=k3+3k2+3k+1+2k+2
=k3+2k+3k2+3k+3
=k3+2k+3(k2+k+1)
k3+2k=3mであり、k2+k+1は整数だから、
k3+2k+3(k2+k+1)は3の倍数である。
よって、@はn=k+1のときも成り立つ。
[1],[2]より、@は全ての自然数で成り立つ。
◆関連項目
「数学的帰納法」1+4+7+……+(3n−2)
数列まとめ
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ラベル:数学