2024年02月10日

高校数学「数列」「数学的帰納法」n3+2nは3の倍数

高校数学「数列」「数学的帰納法」n3+2nは3の倍数


■ 問題

nが自然数のとき、n3+2nは3の倍数であることを数学的帰納法を用いて証明せよ。


★★ お知らせ ★★

AE個別学習室(えまじゅく)水戸教室では、各大学の入試対策も行っています。過去問を中心に、基礎からやり直す人から医学部を目指す人まで、理系文系全科目の指導が可能です。
マンツーマンの授業なので「ゼロからのスタートの人は中学の復習から」「基本ができている人は応用問題の解き方中心に」など、ひとりひとりの状況に合わせて授業を行います。浪人生や社会人の再受験も基礎から丁寧に指導します!
適切な時期に適切な対策をすれば、どんな目標でも達成可能です。志望校を諦める前に、まずは一度ご相談ください。


■ 解答解説

数学的帰納法を用いた証明の代表的なパターンの1つです。大学入試に数学を使う人は解けるようにしておきたい問題です。

まず、「n3+2nは3の倍数である」ことを@とおいておきます。
こうすることにより、証明を書く手間が少し省けます。

[1] n=1のとき

3+2n=13+2×1=3
よって、@は成り立つ。

[2] n=kのとき@が成り立つと仮定すると、自然数mを用いて、

3+2k=3m

と表すことができる。

n=k+1のとき、

 (k+1)3+2(k+1)
=k3+3k2+3k+1+2k+2
=k3+2k+3k2+3k+3
=k3+2k+3(k2+k+1)

3+2k=3mであり、k2+k+1は整数だから、

3+2k+3(k2+k+1)は3の倍数である。

よって、@はn=k+1のときも成り立つ。

[1],[2]より、@は全ての自然数で成り立つ。


◆関連項目
「数学的帰納法」1+4+7+……+(3n−2)
数列まとめ


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
  最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!

プロ家庭教師の江間です。    AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/     http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ラベル:数学
posted by えま at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
こんなヤツです
名前:江間淳
年齢:41
職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
ウェブサイトURL:http://www.a-ema.com/
メールアドレス:j@a-ema.com
一言:アプリ、メルマガ、電子書籍提供中です。アマゾンやGooglePlayで「江間淳」で検索!
江間淳の書籍一覧 → http://amzn.to/2m9LTvN