2024年02月14日

高校数学「数列」漸化式a1=1,an+1=(1/2)an−3

高校数学「数列」漸化式a1=1,an+1=(1/2)an−3

◆問題

次の条件によって定められる数列{an}の一般項を求めよ。

1=1,an+1=(1/2)an−3


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◆解答解説

1=1,an+1=(1/2)an−3

この数列は、「次の項にいくたびに、1/2倍して3を引く」ことなります。
つまり、等差数列と等比数列の両方の要素が含まれている。ということができます。
そんなときは、

n+1−α=p(an−α)

の形に直してカッコの中身をbnでおく。という流れですね。

まずは与式をこの形に直すために、an+1−α=p(an−α)を変形して与式と同じ形にします。

n+1=p・an−pα+α

与式と係数比較をすると、

p=1/2,−pα+α=−3

であることがわかります。
これを解くと、

−(1/2)α+α=−3
  (1/2)α=−3
     α=−6

というわけで、与式は

n+1−(−6)=(1/2){an−(−6)}
すなわち、
n+1+6=(1/2)(an+6)

と表すことができます。
この式のカッコの中身をbnとおきます。
つまり、bn=an+6とすると、

n+1=(1/2)bn

と置き換えられますね。

さらに、n=1のとき、b1=a1+6=1+6=7だから、bnの初項は7です。
つまり、bnは、初項7,公比1/2の等比数列です。
ならば普通に等比数列の一般項の公式より、

n=7・(1/2)n-1

ですね。
そしてつい先ほどbn=an+6とおいたので、an=bn−6だから、

n=7・(1/2)n-1−6

これが求める一般項の式となります。


◆関連項目
n+1=3an−2,a1=2で表される数列の一般項漸化式で表された等差数列漸化式で表された等比数列
数列まとめ


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ラベル:数学
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