2024年02月15日

高校化学「物質の変化」メタンとプロパンの混合気体の燃焼B

高校化学「物質の変化」メタンとプロパンの混合気体の燃焼B

■問題

メタンCH4とプロパンC38の混合気体を完全燃焼させると、標準状態で156.8mLの二酸化炭素と0.198gの水が得られた。この化学反応について次の問いに答えよ。

(1) メタンとプロパンの完全燃焼の化学反応式をそれぞれ書け。

(2) 燃焼前の混合気体中のメタンとプロパンの物質量の比を整数値で求めよ。

(3) この混合気体を完全燃焼させるために必要な酸素の体積は何mLか求めよ。


↓(3)の解答解説はお知らせの下↓


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■解答解説

(2)で、メタンは0.0025mol,プロパンは0.0015mol含まれていたことがわかりました。
あとは、化学反応式と量的関係を考えて、酸素の物質量を求め、体積に変換すればOKですね!

メタンの燃焼は、

CH4+2O2→CO2+2H2

だから、メタン:酸素=1:2です。
つまり、この混合気体中のメタンの燃焼に使われる酸素の物質量は、0.0025×2=0.005molですね。

プロパンの燃焼は、

38+5O2→3CO2+4H2

だから、プロパン:酸素=1:5です。
ということは、この混合気体中のプロパンの燃焼に使われる酸素の物質量は、0.0015×5=0.0075molです。


合計で、0.005+0.0075=0.0125molの酸素が使われることになります。

今回はmLで聞いているので、これをmLに直します。

0.0125=1/80だから、まずはLで体積を求めると、(22.4/80)Lです。
さらにmLに直せば、

22400/80=2240/8=280mL


この問題の最初に戻る→メタンとプロパンの完全燃焼の化学反応式


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