■ 問題
点A(4,5)から直線x+2y=12に垂線を引き、その交点をHとする。
法線ベクトルを利用して、点Hの座標と線分AHの長さを求めよ。
解答解説はこのページ下
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■ 解答解説
法線ベクトルとは、垂直なベクトルのことで、
直線ax+by+c=0の法線ベクトルは、→n=(a,b)となります。
つまり、今回の問題の直線x+2y=12の法線ベクトルは→n=(1,2)となります。
ということは、→AH=k・→n=(k,2k)です。
垂線は点AからHに引いたので、
→OH=(4,5)+k(1,2)=(4+k,5+2k)となります。
Hのx座標をhとすると、h+2y=12よりy=−h/2+6だから、H(h,−h/2+6)です。
つまり、→OH=(h,−h/2+6)です。
これで→OHを2通りの方法で表すことができました。同じベクトルだからイコールで結んで、
(4+k,5+2k)=(h,−h/2+6)
よって、
4+k=h …@
5+2k=−h/2+6 …A
これらの連立方程式を解きます。
@をAに代入して、
5+2k=−(4+k)/2+6
5+2k=−2−k/2+6
2k+k/2=4−5
(5/2)k=−1
k=−2/5
どちらか片方が出れば解答は出ますが、ここではとりあえずhも出しておきます。
4−2/5=h
h=18/5
→OH=(4+k,5+2k)に、k=−2/5を代入すると、(18/5,21/5)です。
これはつまり、Hの座標ですね。
さらに、→AH=(k,2k)だから、→AH=(−2/5,−4/5)です。
だから、
|→AH|=√{(−2/5)2+(−4/5)2}
=√(4/25+16/25)
=√(20/25)
=√20/5
=2√5/5
◆関連項目
ベクトルまとめ
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ラベル:数学