中学理科「日本の四季」台風に関する問題
昨日新中学3年生から、台風に関する問題の質問がありました。
このブログでも解答解説してみたいと思います。
◆問題
(1) 台風とは、熱帯低気圧が発達し、ある気象要素が基準を超えるようになったものである。この気象要素は何か。
(2) 温帯低気圧にはともなっているが、熱帯低気圧にはともなっていないものは何か。
(3) 夏から秋にかけて発生した台風は、ある高気圧の縁に沿って進みながら日本に近づく傾向がある。この高気圧は何か。
(4) 台風は中心に向かって強い風が吹き込むため、激しい上昇気流が生じて雲が発達し、強い風雨をもたらす。このときにできる主な雲は何か。
解答・解説はこのページ下
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◆解答
(1) 台風とは、熱帯低気圧が発達し、ある気象要素が基準を超えるようになったものである。この気象要素は何か。
低気圧の範囲内の瞬間最大風速が17.2m/sを超えた熱帯低気圧を台風といいます。
台風かどうかの区別は、「最大風速」による。と覚えておけば良いでしょう。
(2) 温帯低気圧にはともなっているが、熱帯低気圧にはともなっていないものは何か。
温帯低気圧は暖かい空気と冷たい空気によって構成されるので、通常は前線を伴います。
一方、熱帯低気圧は暖かい空気のみで構成されるので、前線は伴いません。
この問題は、この点に注目したものだと思います。つまり解答は「前線」ですね。
(3) 夏から秋にかけて発生した台風は、ある高気圧の縁に沿って進みながら日本に近づく傾向がある。この高気圧は何か。
台風は低気圧なので、高気圧にまっすぐにぶつかったりしません。
日本付近で夏に発達することが多い高気圧は「小笠原気団」ですね。
(4) 台風は中心に向かって強い風が吹き込むため、激しい上昇気流が生じて雲が発達し、強い風雨をもたらす。このときにできる主な雲は何か。
台風に限りませんが、激しい上昇気流が生じた場所にできる雲は「積乱雲」と考えればよいでしょう!
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2024年04月01日
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