◆問題
1111を100で割ったときのあまりを求めよ。
↓解答解説はお知らせの下↓
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◆解答解説
まともに1111を計算すれば出なくはないですが、とんでもなく大きな数になってしまい、現実的ではないと思います。
そこでどうするかというと、「二項定理」を使います。
例えば、(a+b)5を展開したときの、a2b3の係数を求める場合に使うアレです。
11=(10+1)と考えると、
1111=(10+1)11
ですね。
これを展開すれば、最初の項は
11C11・1011・10
と表すことができます。
同様にして展開した式を表していくと・・・
=11C11・1011・10+11C10・1010・11+11C9・109・12+・・・
このようになります。
例えば最初の項に注目すると、10の11乗が含まれているから、100で割ってもあまりは出ません。
2つめの項は10の10乗が含まれているので、やはり100で割りきれます。
3つめの項は10の9乗が・・・
このように、10が2回以上かけてある項は必ず100で割りきれますね。
今回の問題では、100で割ったあまりを聞いているので、100で割りきれる項については、無視してしまって構わないことになります。
ということは、この展開式の最後の2つの項のみ考えればよい。とわかります。
やってみると、
11C1・101・110+11C0・100・111
=11・10・1+1・1・1
=110+1
=111
ですね。
これを割ったときのあまりは11だから、求める余りは11となります。
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ラベル:数学