2024年05月12日

高校数学「確率統計」標本の抽出の仕方

高校数学「確率統計」標本の抽出の仕方

◆問題

1,2,3,4の数字が1つずつ書かれた4個の球を母集団とし、そこから大きさ2の標本を抽出する。このときの標本の選び方が何通りあるか求めよ。

(1) 復元抽出

(2) 非復元抽出


↓解答解説はお知らせの下↓


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◆解答解説

復元抽出とは、1つの標本を選び出し、その標本を母集団に戻してまた次の標本を選ぶ。という抽出方法です。
非復元抽出とは、選び出した標本を母集団に戻さずそのまま次の標本を選ぶ。という抽出方法です。

「大きさ2の標本」ということは、つまり、球を合計2つ取り出します。

(1)
復元抽出で取り出す場合は、つまり、「球を1個取り出し、戻して、もう一度球を1個取り出す」という操作をすることになります。
だから、1回目は4通り、2回目も4通り。ということで、

4×4=16通り

(2)
非復元抽出の場合はさらに、連続して取り出す場合と、同時に2個取り出す場合の2パターンに分けられます。

連続して取り出す場合は、例えば「1,2」と「2,1」は別々の場合と考えられるので、

4×3=12通り

同時に2個取り出す場合は、「1,2」と「2,1」は区別できないので、

4C2=(4×3)/(2×1)=6通り


このようになります。


◆関連事項
場合の数・確率まとめ
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ラベル:数学
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