2024年05月31日

高校数学「図形と方程式」円によって切り取られる線分

高校数学「図形と方程式」円によって切り取られる線分

◆問題

直線y=2x+5が円x2+y2=16によって切り取られる線分の長さを求めよ。


円と直線に関するちょっとした応用問題です。


↓解答解説はお知らせの下に↓

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◆解答解説

「切り取られる線分」とは、要するに、円と直線の交点から交点までの間の線分のことです。

「交点から交点まで」だから、まずは交点の座標を求めます。

交点なら連立ですね!

というわけで、直線の式を円の式に代入すると、

2+(2x+5)2=16

xについての2次方程式になったので、普通に解きます。

2+4x2+20x+25=16
  5x2+20x+9=0

x=[−20±√{400−4・5・9}]/(2・5)
 ={−20±√(400−180)}/10
 =(−20±√220)/10
 =(−20±2√55)/10
 =(−10±√55)/5

数字がちょっと大変な数になってしまったので、少し工夫します。
この解をα,βとすれば、交点のx座標はα,βです。
y座標はそれぞれ2α+5,2β+5ですね。
この2点間の距離が、求める線分の長さです。だから、

d=√{(β−α)2+(2β+5−2α−5)2}
 =√(α2−2αβ+β2+4α2−8αβ+4β2}
 =√(5α2−10αβ+5β2)
 =√{5(α2−2αβ+β2)}
 =√{5(α−β)2
 =|α−β|・√5

α−β=(−10+√55)/5−(−10−√55)/5
  =2√55/5

だから、

d=(2√55/5)・√5
 =10√11/5
 =2√11


たぶん、普通の模範解答には他の方法が載っていると思います。
機会があればこのブログでも「模範的な」方法の解き方を掲載するかも?


◆関連項目
円の方程式
図形と方程式まとめ


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ラベル:数学
posted by えま at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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