◆問題
直線y=2x+5が円x2+y2=16によって切り取られる線分の長さを求めよ。
円と直線に関するちょっとした応用問題です。
↓解答解説はお知らせの下に↓
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◆解答解説
「切り取られる線分」とは、要するに、円と直線の交点から交点までの間の線分のことです。
「交点から交点まで」だから、まずは交点の座標を求めます。
交点なら連立ですね!
というわけで、直線の式を円の式に代入すると、
x2+(2x+5)2=16
xについての2次方程式になったので、普通に解きます。
x2+4x2+20x+25=16
5x2+20x+9=0
x=[−20±√{400−4・5・9}]/(2・5)
={−20±√(400−180)}/10
=(−20±√220)/10
=(−20±2√55)/10
=(−10±√55)/5
数字がちょっと大変な数になってしまったので、少し工夫します。
この解をα,βとすれば、交点のx座標はα,βです。
y座標はそれぞれ2α+5,2β+5ですね。
この2点間の距離が、求める線分の長さです。だから、
d=√{(β−α)2+(2β+5−2α−5)2}
=√(α2−2αβ+β2+4α2−8αβ+4β2}
=√(5α2−10αβ+5β2)
=√{5(α2−2αβ+β2)}
=√{5(α−β)2
=|α−β|・√5
α−β=(−10+√55)/5−(−10−√55)/5
=2√55/5
だから、
d=(2√55/5)・√5
=10√11/5
=2√11
たぶん、普通の模範解答には他の方法が載っていると思います。
機会があればこのブログでも「模範的な」方法の解き方を掲載するかも?
◆関連項目
円の方程式
図形と方程式まとめ
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ラベル:数学