◆問題
点Qが円x2+y2=4上を動くとき、3点A(5,1),B(1,−4),Qを頂点とする△ABQの重心Pの軌跡を求めよ。
軌跡に関する少し難しい問題です。
昨日の直線上の点の問題と、コレが主な2パターンになります。
↓解答解説はお知らせの下に↓
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◆解答解説
軌跡の問題では、基本的には点Pを(x,y)とおきます。
そして点P以外に移動する点があれば、それも文字で置きます。
例えば、Q(s,t)とするのが標準的だと思います。
今回の問題も、この置き方でやっていきます。
Qはx2+y2=4上の点なので、円の式に代入することができますね。
つまり、s2+t2=4です。
今回はこの時点ではsとtを消去できないので、続いて他の条件に従って式を立てます。
Pは△ABQの重心という条件があります。
重心の公式に従って式を作ることができそうですね!
重心は座標の平均なので、
x=(5+1+s)/3=(6+s)/3,y=(1−4+t)/3=(−3+t)/3
このような式を作ることができます。
それぞれs,tについて解くと、
6+s=3xより、s=3x−6
−3+t=3yより、t=3y+3
ここまで作った式を確認してみると・・・
s,tを円の式に代入すれば、s,tが消去できて、x,yの式ができそうですね!
やってみましょう!
(3x−6)2+(3y+3)2=4
一度展開してまとめてもいいのですが、これは円の方程式だと先に推定しておけば、x,yの係数が消えるように両辺を割れば良いことがわかると思います。
両辺を9で割れば、
(x−2)2+(y+1)2=4/9
割とノーマルな円の式ができあがりましたね!
よって求める軌跡は、
中心(2,−1),半径2/3の円
です!
◆関連項目
2点O(0,0),A(6,0)からの距離の比が2:1である点Pの軌跡
軌跡の立式の仕方
図形と方程式まとめ
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ラベル:数学