◆問題
次の不等式の表す領域を図示せよ。
(3) (x2−y−1)(x+y−1)≧0
領域のちょっと難しい問題です。
この記事ではグラフは省略します。どのような範囲になるか文章で説明します。
↓解答解説はお知らせの下に↓
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◆解答解説
不等式の表す領域を求めるときは、
「まずは境界線となるグラフを描く→その境界線に対してどちら側かを調べる」
という流れで考えます。
今回の問題では、「 (x2−y−1)(x+y−1)≧0」という不等式が与えられています。
つまり、「(x2−y−1)と(x+y−1)≧0を掛けたらゼロ以上」ですね。
2つの数(式)を掛けてゼロ以上になるのは、2つの数が同符号の場合です。
ということは、両方プラスか両方マイナスの2パターンです。
x2−y−1≧0,x+y−1≧0またはx2−y−1≦0,x+y−1≦0
2次関数と1次関数の組み合わせですが、それぞれの線の上か下かを考えることは、前回の問題と変わりません。
まずは両方プラスの場合。
x2−y−1≧0,x+y−1≧0
これらをそれぞれyについて解くと、
x2−y−1≧0
−y≧−x2+1
y≦x2−1
x+y−1≧0
y≧−x+1
というわけで、「2次関数の下&1次関数の上」です。
両方マイナスの場合は、これらがどちらも逆なので、「2次関数の上&1次関数の下」です。
そして、これら2の領域を1つの座標平面上に示し、「境界線を含む」と書き加えて完成です!
直線1本の場合
直線2本の場合
◆関連項目
不等式の表す領域の考え方
図形と方程式まとめ
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ラベル:数学