2024年06月19日

高校数学「図形と方程式」(x2+y2−4)(x+y−2)<0の表す領域

高校数学「図形と方程式」(x2+y2−4)(x+y−2)<0の表す領域

◆問題
次の不等式の表す領域を図示せよ。

(4) (x2+y2−4)(x+y−2)<0


(3)2次関数と直線で区切られた領域に続いて、領域のちょっと難しい問題です。
この記事ではグラフは省略します。どのような範囲になるか文章で説明します。


↓解答解説はお知らせの下に↓

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◆解答解説

今回は(整式)<0つまり、2つの式を掛けたらマイナスだから、片方プラス&片方マイナスという組み合わせになります。

(x2+y2−4)(x+y−2)<0

この式なので、

2+y2−4>0,x+y−2<0の場合と、

2+y2−4<0,x+y−2>0の場合の2パターンですね。

まずは境界線のグラフがどんな形かを確認してみましょう!

2+y2−4=0すなわち、x2+y2=4だから、
原点を中心とする半径2の円ですね。

x+y−2=0すなわち、y=−x+2だから、切片2,傾き−1の直線です。

円の半径は2で、直線の切片は2だから、これら2つの関数は2点で交わっています。

あとはそれぞれのグラフのどっち側なのかをそれぞれ検討していけばOKです!


まず、x2+y2−4>0,x+y−2<0の場合。

円の方はゼロより大きいので、円の外側です。
直線の方は、yが小さいので、直線の下側です。

つまり、この場合の範囲は「円の外側&直線の下側」です。


そして、x2+y2−4<0,x+y−2>0の場合。

これは今の逆だから、「円の内側&直線の上側」です。
かなり小さいオレンジの皮の一切れみたいな部分ですね。


これら2の領域を1つの座標平面上に示し、「境界線を含まない」と書き加えて完成です!


直線1本の場合
直線2本の場合
直線と2次関数の場合


◆関連項目
不等式の表す領域の考え方
図形と方程式まとめ


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ラベル:数学
posted by えま at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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