2024年06月20日

中学数学「1次関数」途中で速さが変わる文章問題@

中学数学「1次関数」途中で速さが変わる文章問題@

◆ 問題

Aさんは、駅から図書館まで20分間歩いた。はじめの10分間は平らな道で、その後の10分間は上り坂だったという。Aさんが駅を出発してからx分後の駅からの距離をymとすると、10≦x≦20においてy=40x+280の関係が成り立つとする。Aさんの歩く速さは0≦x≦10でも一定だったとして、次の問いに答えよ。

(1) 0≦x≦10におけるAさんの歩く速さを求めよ。


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★★★★★★★★★★

◆解答解説

横軸が時間、縦軸が距離を表すようなノーマルな設定の場合、直線の傾きが移動の速さになります。

傾き=変化の割合=(yの増加量)/(xの増加量)=(距離)/(時間)=速さ

だからですね。

ならば、0≦x≦10での直線の傾きがわかれば答えが出る!ということができます。

最初は時間x=0,距離y=0だから、原点を通る直線つまり比例の式になるので、直線上のどこか他の点が1箇所でもわかれば直線の式がわかります。

Aさんの移動については、10≦x≦20のときy=40x+280が与えられています。
これを使えば、x=10のときのyの値がわかりますね!
代入してみましょう!

y=40×10+280
 =400+280
 =680

つまり、x=10のときy=680です。
最初の平らな道を歩いて10分経った瞬間には、680m地点にいることなります。

10分間一定の速度で進んで680m進んだということは・・・

速さは680÷10=68m/分ですね!


または、原点を通る直線つまり比例だから、y=axにx=10,y=680を代入すると考えてもよいです。
その場合、

680=10a
10a=680
  a=68

傾きが68だから速さは68m/分

というわけです。もちろん解答は同じです。


次の問題→BさんがAさんに追いついた場所


◆関連項目
1次関数(中学)まとめ


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ラベル:数学
posted by えま at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 中学数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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