◆ 問題
Aさんは、駅から図書館まで20分間歩いた。はじめの10分間は平らな道で、その後の10分間は上り坂だったという。Aさんが駅を出発してからx分後の駅からの距離をymとすると、10≦x≦20においてy=40x+280の関係が成り立つとする。Aさんの歩く速さは0≦x≦10でも一定だったとして、次の問いに答えよ。
(1) 0≦x≦10におけるAさんの歩く速さを求めよ。
(2) Aさんが出発した8分後に、Bさんは自転車に乗って駅から図書館に向かった。Bさんは分速160mの一定の速さで図書館まで進んだとするとき、BさんがAさんに追いついた場所は図書館から何mの位置だったか求めよ。
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◆解答解説
要するに、2つの関数の交点を求める問題です。
交点は、2つの関数の式の連立方程式で求められますね。
Aさんの式は問題文に与えられているので、Bさんの式を求められれば、あとは連立!という流れです。
Bさんの速さは分速160mとわかっているので、直線の傾きは160と考えられます。
そして、8分後に出発したから、グラフ上の(8,0)が出発点です。
つまり、y=ax+bに、a=160,x=8,y=0を代入できる。というわけです。
代入して計算してみると、
0=160×8+b
0=1280+b
b=−1280
よって、Bさんの式は、y=160x−1280
Aさんの式y=40x+280と連立して解いていきます。
両方y=●●の形だから、右辺同士をイコールで結んで、
160x−1280=40x+280
160x−40x=280+1280
120x=1560
x=13
y=40x+280にx=13を代入すると、
y=40×13+280
=520+280
=800
BさんがAさんに追いついたのは、駅から800mの地点だとわかりました。
聞いているのは、図書館からの距離なので、図書館の位置を求めます。
Aさんが図書館についたのは20分後だから、y=40x+280にx=20を代入すると、駅から図書館までの距離がわかります。
y=40×20+280
=800+280
=1080
全体で1080mある道のりのうち、800m地点で追いついたので、求める図書館からの距離は、
1080−800=280m
◆関連項目
1次関数(中学)まとめ
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ラベル:数学