2024年06月23日

中学数学「1次関数」途中で速さが変わる文章問題A

中学数学「1次関数」途中で速さが変わる文章問題A

◆ 問題

Aさんは、駅から図書館まで20分間歩いた。はじめの10分間は平らな道で、その後の10分間は上り坂だったという。Aさんが駅を出発してからx分後の駅からの距離をymとすると、10≦x≦20においてy=40x+280の関係が成り立つとする。Aさんの歩く速さは0≦x≦10でも一定だったとして、次の問いに答えよ。

(1) 0≦x≦10におけるAさんの歩く速さを求めよ。

(2) Aさんが出発した8分後に、Bさんは自転車に乗って駅から図書館に向かった。Bさんは分速160mの一定の速さで図書館まで進んだとするとき、BさんがAさんに追いついた場所は図書館から何mの位置だったか求めよ。


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★★★★★★★★★★

◆解答解説

要するに、2つの関数の交点を求める問題です。
交点は、2つの関数の式の連立方程式で求められますね。

Aさんの式は問題文に与えられているので、Bさんの式を求められれば、あとは連立!という流れです。

Bさんの速さは分速160mとわかっているので、直線の傾きは160と考えられます。
そして、8分後に出発したから、グラフ上の(8,0)が出発点です。

つまり、y=ax+bに、a=160,x=8,y=0を代入できる。というわけです。
代入して計算してみると、

0=160×8+b
0=1280+b
b=−1280

よって、Bさんの式は、y=160x−1280

Aさんの式y=40x+280と連立して解いていきます。

両方y=●●の形だから、右辺同士をイコールで結んで、

160x−1280=40x+280
 160x−40x=280+1280
     120x=1560
        x=13

y=40x+280にx=13を代入すると、
y=40×13+280
 =520+280
 =800

BさんがAさんに追いついたのは、駅から800mの地点だとわかりました。
聞いているのは、図書館からの距離なので、図書館の位置を求めます。

Aさんが図書館についたのは20分後だから、y=40x+280にx=20を代入すると、駅から図書館までの距離がわかります。
y=40×20+280
 =800+280
 =1080

全体で1080mある道のりのうち、800m地点で追いついたので、求める図書館からの距離は、

1080−800=280m


◆関連項目
1次関数(中学)まとめ


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ラベル:数学
posted by えま at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 中学数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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