2024年06月24日

中学数学「1次関数」P町とQ町を往復する問題A

中学数学「1次関数」P町とQ町を往復する問題A

◆ 問題

P町とQ町の間を、AさんとBさんが往復した。P町とQ町は6km離れていて、二人はP町を同時に出発し、Q町に着いたら直ちにP町に引き返す。P町に戻ってきたら直ちにQ町に向かう。という往復を繰り返すとする。AさんとBさんの走る速さは一定、2人が最初にP町を出発してから経過した時間をx分、P町からの距離をykmとしてグラフを描くと、次のような座標を読み取ることができたという。

Aさん:(0,0),(15,6),(30,0),(45,6),(60,0)
Bさん:(0,0),(30,6),(60,0)

(1) xの変域が15≦x≦30のとき、Aさんの進む様子を表す直線の式を求めよ。

(2) AさんとBさんが最初にすれ違ったのは、2人が最初にP町を出発してから何分後か求めよ。


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★★★★★★★★★★

◆解答解説

どこですれ違ったかを確認するために、わかっている座標をチェックしてみましょう

Aさん:(0,0),(15,6),(30,0),(45,6),(60,0)
Bさん:(0,0),(30,6),(60,0)

AさんBさんの2人は同時に出発して、15分の時点で先にAさんがQ町に到着して折り返します。
Bさんは30分の時点でQ町に到着したわけですね。

すると、15分から30分の間で2人はすれ違ったと判断できます。

追いつく場合でもすれ違う場合でも、グラフが交わることには変わりないので、2つの関数の式を連立して解けばOKです!

Aさんの式は(1)で出しているので、Bさんの式を求めて連立してみましょう!

Bさんは原点(0,0)と点(30,6)がわかっています。
原点を通るから比例ということで、y=axに代入すると簡単です。
(もちろんy=ax+bにこれら2点を入れても問題ありません)

6=30a
a=6/30
a=1/5

よって、Bさんの移動を表す式は、y=(1/5)xです。

Aさんの式y=(−2/5)x+12と連立して解きます。
両方y=●●の形だから、右辺同士をイコールで結んで

(1/5)x=(−2/5)x+12

あとは普通に1次方程式ですね!

(1/5)x+(2/5)x=12
(3/5)x=12
   x=12×(5/3)
   x=20

というわけで、AさんとBさんがすれ違うのは、「出発してから20分後」です!


◆関連項目
途中で速さが変わる問題
1次関数(中学)まとめ


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ラベル:数学
posted by えま at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 中学数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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