◆ 問題
P町とQ町の間を、AさんとBさんが往復した。P町とQ町は6km離れていて、二人はP町を同時に出発し、Q町に着いたら直ちにP町に引き返す。P町に戻ってきたら直ちにQ町に向かう。という往復を繰り返すとする。AさんとBさんの走る速さは一定、2人が最初にP町を出発してから経過した時間をx分、P町からの距離をykmとしてグラフを描くと、次のような座標を読み取ることができたという。
Aさん:(0,0),(15,6),(30,0),(45,6),(60,0)
Bさん:(0,0),(30,6),(60,0)
(1) xの変域が15≦x≦30のとき、Aさんの進む様子を表す直線の式を求めよ。
(2) AさんとBさんが最初にすれ違ったのは、2人が最初にP町を出発してから何分後か求めよ。
★★ お知らせ ★★
AE個別学習室(えまじゅく)では、高校受験対策授業も行っています。
マンツーマンの授業なので「ゼロからのスタートの人は小学校の復習から」「基本ができている人は応用問題の解き方中心に」など、ひとりひとりの状況に合わせて授業を行います。
適切な時期に適切な対策をすれば、どんな目標でも達成可能です。志望校を諦める前に、まずは一度ご相談ください。
★★★★★★★★★★
◆解答解説
どこですれ違ったかを確認するために、わかっている座標をチェックしてみましょう
Aさん:(0,0),(15,6),(30,0),(45,6),(60,0)
Bさん:(0,0),(30,6),(60,0)
AさんBさんの2人は同時に出発して、15分の時点で先にAさんがQ町に到着して折り返します。
Bさんは30分の時点でQ町に到着したわけですね。
すると、15分から30分の間で2人はすれ違ったと判断できます。
追いつく場合でもすれ違う場合でも、グラフが交わることには変わりないので、2つの関数の式を連立して解けばOKです!
Aさんの式は(1)で出しているので、Bさんの式を求めて連立してみましょう!
Bさんは原点(0,0)と点(30,6)がわかっています。
原点を通るから比例ということで、y=axに代入すると簡単です。
(もちろんy=ax+bにこれら2点を入れても問題ありません)
6=30a
a=6/30
a=1/5
よって、Bさんの移動を表す式は、y=(1/5)xです。
Aさんの式y=(−2/5)x+12と連立して解きます。
両方y=●●の形だから、右辺同士をイコールで結んで、
(1/5)x=(−2/5)x+12
あとは普通に1次方程式ですね!
(1/5)x+(2/5)x=12
(3/5)x=12
x=12×(5/3)
x=20
というわけで、AさんとBさんがすれ違うのは、「出発してから20分後」です!
◆関連項目
途中で速さが変わる問題
1次関数(中学)まとめ
江間淳の書籍はこちら
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!
プロ家庭教師の江間です。 AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/ http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ラベル:数学