■ 問題
a+b+c=0のとき、次の等式を証明せよ。
2a2+bc=(a−b)(a−c)
解答解説はこのページ下
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■ 解答解説
等式の証明をするときは、左辺と右辺それぞれ計算してイコールになることを示したり、「左辺−右辺=0」を示したりします。
@の方では左辺と右辺それぞれ計算する方式でやってみたので、今回は「左辺−右辺=0」でやってみます。
(左辺)−(右辺)
=2a2+bc−(a−b)(a−c)
a+b+c=0より、c=−a−bだから、これを代入します。
=2a2+b(−a−b)−(a−b){a−(−a−b)}
あとはひたすら計算ですね。等式を証明するので、必ずイコールゼロになるはずです。
=2a2−ab−b2−(a−b)(a+a+b)
=2a2−ab−b2−(a−b)(2a+b)
=2a2−ab−b2−(2a2−ab−b2)
=0
というわけで、計算したらイコールゼロになったので、もとの等式は正しいことが証明できました。
もちろんこの場合も、左辺と右辺をそれぞれ計算する方式で証明することもできます。
前の問題に戻る→c2−4ab=(a−b)2のとき
◆関連項目
等式の証明の基本的な方法
式と証明まとめ
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