2024年06月28日

高校数学「等式の証明」a+b+c=0のときA

高校数学「等式の証明」a+b+c=0のときA

■ 問題

a+b+c=0のとき、次の等式を証明せよ。

2a2+bc=(a−b)(a−c)


解答解説はこのページ下


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■ 解答解説

等式の証明をするときは、左辺と右辺それぞれ計算してイコールになることを示したり、「左辺−右辺=0」を示したりします。

@の方では左辺と右辺それぞれ計算する方式でやってみたので、今回は「左辺−右辺=0」でやってみます。

 (左辺)−(右辺)
=2a2+bc−(a−b)(a−c)

a+b+c=0より、c=−a−bだから、これを代入します。

=2a2+b(−a−b)−(a−b){a−(−a−b)}

あとはひたすら計算ですね。等式を証明するので、必ずイコールゼロになるはずです。

=2a2−ab−b2−(a−b)(a+a+b)
=2a2−ab−b2−(a−b)(2a+b)
=2a2−ab−b2−(2a2−ab−b2)
=0

というわけで、計算したらイコールゼロになったので、もとの等式は正しいことが証明できました。
もちろんこの場合も、左辺と右辺をそれぞれ計算する方式で証明することもできます。


前の問題に戻る→2−4ab=(a−b)2のとき


◆関連項目
等式の証明の基本的な方法
式と証明まとめ


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