2024年07月18日

高校数学「微分」2曲線y=xsinx,y=cosxの交点における接線

高校数学「微分」2曲線y=xsinx,y=cosxの交点における接線

■ 問題

2曲線y=xsinx,y=cosxの交点におけるそれぞれの接線は、互いに直交することを証明せよ。


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■ 解答解説

「直交する」ということは、垂直条件mm'=−1を満たす。と考えます。
それぞれの接線の傾きを求めて、積が−1になることを示せばOKですね!

y=xsinxを微分して、
y'=sinx+xcosx

交点のx座標をtとすると、y=xsinxの接線の傾きmは、
m=sint+tcost

もう一つの式y=cosxの方も同様に微分して、xにtを代入していきます。
y'=−sinx
x=tを代入すると、m'=−sint

これらの傾きを掛けたら−1になることを示します。
計算してみましょう!

 (sint+tcost)・(−sint)
=−sin2t−tsintcost

交点のx座標をtとしたので、x=tのときの2つの式のy座標は等しいはずです。
つまり、

tsint=cost

ということができます。
これにより、tsintをcostに置き換えると、

=−sin2t−cost・cost
=−sin2t−cos2
=−1

というわけで、2つの関数の交点における接線の傾きの積は−1であることがわかりました。
つまり、これらの接線は互いに直交する。といえます。


◆関連項目
y=x3−x2の接線
直線の垂直条件
微分積分(数学3)まとめ


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ラベル:数学
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