■ 問題
f(x)=x2(x−1)3のとき、平均値の定理を用いて、f'(c)=0となるcが0と1の間に存在することを示せ。また、cを求めよ。
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■ 解答解説
「平均値の定理を用いて」とあるので、もちろん平均値の定理を使います。
今回の式の場合、f(0)=0,f(1)=0ですね。
つまり、f(0)=f(1)=0です。
x=0のときも1のときも同じ値で、これらの間に上がったり下がったりしているはずだから、これらの間にf'(c)=0となるcが存在する。と推定できます。
もし、上がりっぱなし、下がりっぱなしだったら、f(1)=f(0)=0になるはずないですよね。
つまり、これらの間で増加減少が切り替わるポイントがあるので、f'(c)=0になる点がある。と考えられます。
まずは与式を微分してみましょう!
f(x)=x2(x−1)3
f'(x)=(x2)'(x−1)3+x2{(x−1)3}'
=2x(x−1)3+x23(x−1)2
=(x−1)2{2x(x−1)+3x2}
=(x−1)2(2x2−2x+3x2)
=(x−1)2x(5x−2)
f'(c)=0だから、x=1,0,2/5
cはx=0,1の間なので、c=2/5
◆関連項目
積の微分法
微分積分(数学3)まとめ
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ラベル:数学