2024年07月25日

高校数学「微分」平均値の定理を用いてf'(c)=0となるcが…

高校数学「微分」平均値の定理を用いてf'(c)=0となるcが…

■ 問題

f(x)=x2(x−1)3のとき、平均値の定理を用いて、f'(c)=0となるcが0と1の間に存在することを示せ。また、cを求めよ。


↓解答解説はお知らせの下に↓

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■ 解答解説

「平均値の定理を用いて」とあるので、もちろん平均値の定理を使います。

今回の式の場合、f(0)=0,f(1)=0ですね。

つまり、f(0)=f(1)=0です。

x=0のときも1のときも同じ値で、これらの間に上がったり下がったりしているはずだから、これらの間にf'(c)=0となるcが存在する。と推定できます。
もし、上がりっぱなし、下がりっぱなしだったら、f(1)=f(0)=0になるはずないですよね。

つまり、これらの間で増加減少が切り替わるポイントがあるので、f'(c)=0になる点がある。と考えられます。

まずは与式を微分してみましょう!

f(x)=x2(x−1)3
f'(x)=(x2)'(x−1)3+x2{(x−1)3}'
  =2x(x−1)3+x23(x−1)2
  =(x−1)2{2x(x−1)+3x2}
  =(x−1)2(2x2−2x+3x2)
  =(x−1)2x(5x−2)

f'(c)=0だから、x=1,0,2/5

cはx=0,1の間なので、c=2/5


◆関連項目
積の微分法
微分積分(数学3)まとめ


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posted by えま at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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